解析メソッドを使用して自動的にエクスポート

ここでは、ADF ファイルにエクスポートするための解析メソッドの設定方法について説明します。メソッドは以下の方法で使用できます。

  • 測定:

    シングルサンプルまたはシーケンスに解析メソッドを指定します。データ解析を開かずにデータが解析されエクスポートされます(自動解析)。

  • データ解析:

    そのメソッドを使用してデータを解析または再解析すると、ADF ファイルが作成されます。

ここでは、ADF ファイルにエクスポートするための解析メソッドの設定方法について説明します。

準備

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > ポスト解析用プラグインパラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • 適切なデータを使用している(エクスポートできるデータを参照)。

  1. 解析メソッドで、ツール > ポスト解析用プラグインノードを選択します。

  2. ドロップダウンリストからADF Exportを選択し、+ をクリックして解析メソッドにスクリプトを追加します。

  3. 必要なパラメータを入力します。

    • カスタム名:メソッドレポートに表示される、スクリプトの名前です。

    • プラグイン実行:再解析でプラグインを実行するには、このチェックボックスをオンにします。

    • 出力先:エクスポートされたデータを保存するためのパス。

      必要に応じて、> をクリックしてトークンを選択します。トークンによって、たとえば機器名やユーザー名などに対応した名前を持つ動的なパスを作成します。

    • エクスポートオプション:最新のリリースでは、Basic オプションのみ利用できます。

    注記

    測定で解析メソッドを使用しており、ネットワーク共有にエクスポートする場合:

    出力パス用の UNC 構文を使用します(\\ で開始)。

    機器サービスユーザーがネットワーク共有にアクセスするための十分な権限を持っていることを確認してください。詳細については、OpenLab CDS インストールの説明の「ネットワーク共有にアクセスするアカウントの作成」を参照してください。

  4. 解析メソッドを保存します。

    注記

    データ解析でメソッドを使用する場合:データを解析する前にメソッドを変更しないようにしてください。古いメソッドを使用すると、ADF データパッケージ内の矛盾したデータによってエクスポートエラーが発生することがあります。

  5. 保存された解析メソッドを測定またはデータ解析で使用してデータを解析します。

作成されるファイルはデータによって異なります。

  • 結果セットを解析する場合:

    シーケンスの注入ごとに ADF ファイルが 1 つ作成されます。ファイル名は <シーケンス名>_<注入ファイル名>.adf となります。

    たとえば、シーケンス MySequence を注入 MyInjection1 から MyInjection3 で設定します。以下のファイルが作成されます。

    MySequence_MyInjection1.adf

    MySequence_MyInjection2.adf

    MySequence_MyInjection3.adf

  • シングルサンプルを解析する場合:

    ファイル名は SiSa_<データファイル名>.adf となります。たとえば、シングルサンプル MySingleSample.dxでは、ADF ファイル名は SiSa_MySingleSample.adf となります。

エクスポートは、測定で自動解析によって開始されたか、データ解析で再解析によって開始されたかはどちらでも問題ありません。結果として作成されるファイル名は同じです。

必要な名前の ADF ファイルがすでに存在する場合、ADF ファイルは作成されません(既存の ADF ファイルは上書きされません)。データ解析または測定ログファイルにエラーメッセージが書き込まれます。

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