標準添加法

標準添加法は、分析サンプルに一定量の標準を直接追加する、分析化学者がよく使用する定量分析方法の一種です。サンプルマトリックスが分析シグナルにも寄与する状況で使用されます。この状況はマトリックス効果と称されます。従来の検量線の方法を使用してサンプルと標準間の分析シグナルを比較できません。

OpenLab CDS で、式 y=ax+b を計算します。このとき、y はレスポンス(面積や高さ)、x は濃度、a はスロープ、b はレスポンス軸の切片です。

標準を追加せずにサンプルをここで注入すると、レスポンスは b に等しくなります。元のサンプルの分析対象物の濃度は、濃度の(x)軸のラインの負の切片に等しくなります(A0)。

スロープ(a)と追加なしのピークレスポンス(b)を得て、次の方法で計算できます。

  • 外部標準(ESTD)では、アマウントは次のとおりです。A0 = b/a

  • 内部標準法(ISTD)では、アマウントは次のとおりです。A0=( (b/ISTD レスポンス)/a) / ISTD アマウント)