ブラケットキャリブレーションの設定

注入リストウィンドウで、使用するブラケットのタイプをブラケットモードドロップダウンリストから選択します。次のブラケットモードを使用できます。

注記

ブラケットモードのいずれかを選択すると、タイプ列が無効になります。新しいブラケットを開くと、以前のブラケットからすべてのキャリブレーションポイントが自動的にクリアされます。

注記

以下のことを確認してください。

解析メソッドに、必要なキャリブレーションレベル数が含まれていること。

再解析前に、メソッドが結果セットのすべての注入データに関連付けられていること。

なし

ブラケットなし:サンプルとキャリブレーションサンプルのセットは測定された順番で解析されます。この時点で利用可能な検量線から、サンプルのアマウントと濃度が計算されます。結果セットに存在するすべての標準注入データから作成された検量線を用いて、キャリブレーションサンプルのアマウントと濃度が計算されます。

全体

検量線は、シーケンス中の最初から最後のすべてのキャリブレーションサンプルで計算されます。検量線の計算、すべてのサンプルが再解析されます。

オーバラップなし

シーケンス内に少なくとも 3 つの標準グループがなくてはならず、真ん中のブロックに少なくとも 2 つの標準が必要です。シーケンスの真ん中にあるグループからの標準は、1 つの検量線にのみ使用されます。

真ん中のブロックに 2 つより多い標準がある場合、これらの標準は分割され、先行するグループと後ろに続くグループに割り当てられます。真ん中のブロックの標準の数が奇数の場合、追加の標準が先行するグループに割り当てられます。

オーバラップ

シーケンス内に少なくとも 3 つの標準グループがなくてはなりません。シーケンスの真ん中にあるグループからの標準は、2 つの検量線に使用されます(先行するブロックと、および後ろに続くブロックとで)。

カスタム

必要に応じてブラケットを作成します。タイプでは、どのキャリブレーションレベルを消去するかを、各キャリブレーションサンプルごとに選択できます。タイプを選択しなかった場合は、ブラケットはその先行分とで平均されます。

上に示した例では:

  • サンプル 1 とサンプル 2 は、キャリブレーションポイントが 4 つの検量線となります。

  • サンプル 3 とサンプル 4 は、キャリブレーションポイントが 6 つの検量線となります。

1 行目と 5 行目を検量線をすべて消去にすると、上の例は、オーバーラップブラケットに対応します。

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