ショルダー

ショルダーは、大きなピークのリーディングまたはトレーリングエッジにある、分離されていないピークのことです。ショルダーが存在するときには、ネガティブスロープに正のスロープが続くと言う意味で、真の谷は存在しません。ピークには、フロントまたはリアのショルダーはいくつでもあり得ます。

ピークショルダー

ショルダーは、二次微分係数から与えられる、ピークの曲率で検出されます。曲率がゼロになる場合、インテグレータにより、ピークショルダー のポイント a および b などの変曲点が認識されます。

  • ピーク頂点の前に、2 番目の変曲点が見つかった場合には、フロント側のショルダーの可能性があります。ショルダーであることが確認された場合には、ショルダーの開始ポイントは、変曲点の前の、正の最大曲率の点に設定されます。

  • ピーク終了または谷の前に、2 番目の変曲点が見つかった場合には、リア側のショルダーの可能性があります。ショルダーであることが確認された場合には、ショルダーの開始ポイントは、ピーク頂点の後の、スロープの最初の最小値の点に設定されます。

リテンションタイムは、ショルダーの負の最大曲率の点から決定されます。プログラムされた積分イベントでは、インテグレータはショルダーの面積もショルダーのピークの変曲点から引いた直線で分割することにより、通常のピークの場合のように計算します。

ショルダーの面積は、メインピークから減算されます。

ピークのショルダーは、積分タイムイベントを使うことにより、通常のピークのように扱うことができます。

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