スキム基準

以下の基準により、親ピークのリーディングエッジとトレーリングエッジのどちらにスキムラインをひき、子ピークとするかが決まります。

  • スキム高さ比(フロントスキム高さ比またはテールスキム高さ比)

  • スキム谷比

スキム高さ比は、ベースライン補正された親ピークの高さ(下図の Hp)と、ベースライン補正された子ピークの高さ(Hc)の比率です。子ピークをスキムさせるには、この比率よりも低い値を使用します。実行全体を通して指数曲線スキムを無効にするために、このパラメータを高い値またはゼロに設定できます。

スキム谷比は、ベースラインより上にある子ピークの高さ(下図の Hc)と、ベースラインより上にある谷の高さ(Hv)の比率です。子ピークをスキムさせるには、この比率よりも大きい値を使用します。

注記

親ピークのテールにある子ピークのセットがこれらの基準のいずれかに適合しない場合、両方の基準に適合する最後の子ピークの後のすべての子ピークはスキムされなくなり、ドロップラインを使用します。

注記

これらの基準は、指数のタイムイベントが有効な場合、または親ピーク自身が子ピークの場合には使用されません。親ピークと子ピークの間のベースラインコードは、のタイプでなければなりません(ベースラインコード を参照)。

スキム基準値の計算例

スキム高さ比 = Hp / Hc

スキム谷比 = Hc / Hv

場所

Hp

ベースライン補正された親ピークの高さ

Hv

ベースラインより上にある谷の高さ

Hc

ベースライン補正された子ピークの高さ

テールスキム

テールスキムを使用するには、次のようにパラメータを設定します。

  • テールスキム高さ比 = 85  / 48  = 1.77 

    積分イベントでは、1.77  未満の値を使用します。

  • スキム高さ比 = 48  / 6.6  = 7.3 

    積分イベントでは、7.3  より大きい値を使用します。

フロントスキム

フロントスキムを使用すると、最初のピークが子ピークで 2 番目のピークが親ピークになります。したがって、フロントスキムを使用するには、次のようにパラメータを設定します。

  • フロントスキム高さ比 = 48  / 85  = 0.56 

    積分イベントでは、0.56  未満の値を使用します。

  • スキム高さ比 = 85  / 6.6  = 12.9 

    積分イベントでは、12.9  より大きい値を使用します。

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