タンジェントスキムモード

タンジェントスキムを有効にすると、適切なピーク面積を計算するために次のモデルが利用できます。

  • 指数曲線

  • 新しい指数曲線

  • 標準(最適になるように指数または直線の計算が自動的に選択されます)

  • 直線

  • ガウス

注記

スキムピークまたはショルダーピークを含むシグナルを定量する必要がある場合、ピーク面積ではなくピーク高さを評価することを検討してください。

指数曲線スキム

このスキムモデルでは、子ピークの開始から終了まで指数関数を使って曲線が描かれます。曲線は、親ピークに続くそれぞれの子ピークの下を個別に通過します。

新しい指数曲線スキム

このスキムモデルでは、指数関数を使って曲線が描かれます。親ピークシグナルのリーディング/トレーリングエッジを近似します。曲線は 1 つ以上の子ピークの下を通過します。複数の子ピークを同じ指数モデルでスキムできます。最初の子ピーク後のすべてのピークは、最初の子ピークの終了から始まり、ドロップラインによって区切られ、スキム曲線までのみ降下します。

ガウススキム

このスキムモデルでは、新しい指数曲線スキムと同じ関数を使いますが、最適なフィットを見つけるために親ピークのより高いところで検索し、親ピークベースラインのリーディング/トレーリングエッジを近似します。このため、一般的にガウススキムでは、新しい指数曲線スキムよりも大きい面積を計算します。

直線スキム

このスキムモデルでは、子ピークの開始から終了まで直線を描きます。テールライダーピークの開始(またはフロントライダーピークの終了)の高さが、親ピークスロープに対して補正される場合があります。

標準スキム

このデフォルトメソッドは、指数と直線の計算方法を最もよくフィットするように組み合わせたものです。

指数と直線の計算の切替は、高さや面積が不連続になることがないように行われます。

  • シグナルがベースラインよりも高いところでは、テールフィッティング計算は指数方式です。

  • シグナルがベースラインエンベロープ内に入るところでは、テールフィッティング計算は直線方式です。

組み合わせた計算方式は、指数または直線のタンジェントスキムとしてレポートされます。

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