クロマトグラムを積分するには、次のことが行われます。
初期ベースラインを定義する
連続してベースラインの追跡と更新を行う
ピークの開始時間を識別する
各ピークの頂点を見つける
ピークの終了時間を識別する
ベースラインを確定する。
ピークごとの面積、高さ、ピーク幅、および対称度を計算する。
このプロセスは、積分イベントでコントロールできます。最も重要なイベントは初期スロープ感度、ピーク幅、ショルダーモード、面積リジェクト、および高さリジェクトです。ソフトウェアでは、これらおよび他のイベントの初期値を設定することができます。初期値は、クロマトグラムの開始点で有効になります。
初期イベントはクロマトグラム全体に対して良好な積分結果をもたらしますが、積分の進行とともにより詳細なコントロールを行う必要がある場合もあります。
ソフトウェアでは、クロマトグラムの適切な時点での新規積分イベントをプログラムできるようにすることによって、積分の実行方法をコントロールできるようになっています。