積分中、ピーク幅は、次のように調整されたピーク面積と高さから計算されます。
幅 = 調整された面積 / 調整された高さ
または、変曲点が利用可能な場合には、変曲点間の幅になります。
上の図で、総面積 A は、ピーク開始(Ps)からピーク終了(Pe)までの面積の和であり、ベースラインで調整されたものです。Fs は変曲点でのフロントスロープで、Rs は変曲点でのリアスロープです。
ピーク幅の設定は、インテグレータがベースラインノイズからピークを識別する能力を決定します。良いパフォーマンスを得るには、ピーク幅は、実際のクロマトグラフのピークの幅に近い値に設定する必要があります。
ピーク幅は、3通りの方法で変更されます。
積分処理前に、初期ピーク幅を指定できます。
積分処理中に、インテグレータは、ピーク認識フィルターとの一致を良好に保つため、必要に応じて自動的にピーク幅を更新します。
積分処理中に、タイムプログラムイベントを使って、ピーク幅をリセットまたは変更することができます。