注入データのズームと切り替え

以下では、2 つの分析を順番に表示する場合の例を示します。最初のデータのグラフに適用したズームは、次のデータに切り替えた際に維持されます。

例は、すべてクロマトグラムで示していますが、UV スペクトルにも適用されます。

同じシグナルの異なるサンプル

両サンプルで、シグナル DAD1A と DAD1B が記録されています。最初のサンプルでは、異なるピークがズームされています。約 2.2 min のピークが DAD1A で、約 4.8 min のピークが DAD1B で表示されています。

最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A および DAD1B
最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A および DAD1B

2 番目のサンプルでは、同じシグナルが記録されています。ズームエリアは、2番目のサンプルの選択後維持されます。

2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A および DAD1B、同じズーム
2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A および DAD1B、同じズーム

異なるシグナルの異なるサンプル

この例では、最初のサンプルのシグナル DAD1C および VWD1A が表示されています。両シグナルで、シングルピークがズームされています。

最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1C および VWD1A
最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1C および VWD1A

2 番目のサンプルでは、シグナル DAD1C および FLD1A が表示されています。シグナル DAD1C のズームは両サンプルで同じ様に維持されています。シグナル FLD1A はズームなしで表示されています。

2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1C および FLD1A
2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1C および FLD1A

シグナルの異なる同じ検出器タイプ

この例では、ナビゲーションペインのシグナルの選択領域でシグナル DAD1A と DAD1B が選択されています。ただし、最初のサンプルではシグナル DAD1A のみが利用可能で、2 番目のサンプルではシグナル DAD1B のみが表示されています。ズームは最初のサンプルのクロマトグラムに適用されています。

最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A
最初のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1A

2 番目のサンプルを選択すると、アプリケーションはシグナルが同じ検出器タイプのものであることを認識し、ズームエリアを維持します。

2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1B(同じ検出器タイプ)、ズームを維持
2 番目のサンプルのクロマトグラム、シグナル DAD1B(同じ検出器タイプ)、ズームを維持
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