例:RRT によるリテンションタイム更新

リテンションタイムを自動更新して、さらに相対リテンションタイムを使用する場合は、次のように値が更新されます。

  • RRT リファレンス化合物の予測 RT は、新しい予測 RT の式に示されるように計算されます(リテンションタイム更新の計算を参照してください)。

  • 関連付けられた化合物の予測 RT は、予測 RT化合物 の式に示されるように調整されて、RRT 値が一定に保たれます(相対リテンション タイム(RRT)の計算を参照してください)。

  • タイムグループの RT 開始時間と RT 終了時間は、予測 RT化合物 と同じ式を使用して調整され、RRT 値が一定に保たれます。

例として、RT 更新と RRT を使用した、3 つの化合物と 1 つのタイムグループの解析メソッドを考えてみます。

化合物パラメータ
化合物パラメータ
タイムグループパラメータ
タイムグループパラメータ

注入データの解析後に、3 つの化合物が次のリテンションタイムで見つかった場合:

  • RRT ref:4.000 min

  • C2:8.000 min

  • C3:2.000 min

その結果、RRT リファレンス化合物の予測 RT は以下のように補正されます。

その他の化合物の予測リテンションタイムおよびタイムグループの開始時間と終了時間は、RRT 値が一定に保たれるように調整されます。

予測 RT化合物 = RRT * 予測 RTリファレンス

予想 RTC2 = 2.000  * 3.500 min = 7.000 min

予想 RTC3 = 0.500  * 3.500 min = 1.750 min

RT開始TimedG = 1.000  * 3.500 min = 3.500 min

RT終了TimedG = 2.000  * 3.500 min = 3.500 min

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