OpenLab ChemStation には、スレッショルドを固定値にしたり、スレッショルドカーブタイプにするなど、さまざまな計算タイプがあります。固定スレッショルド値では、ピーク全体のノイズの影響の変動を考慮しません。OpenLab CDS v2.x では、データポイントごとにこのスレッショルドが自動的に計算され、スレッショルドカーブが作成されます。この場合、感度パーセントを使用して分析の精度が調整されます。
新しいプロットには、ChemStation と同じ情報がより便利な方法で表示されます。クラシカルなスレッショルドカーブの代わりに、クラシカルなスレッショルドカーブに対するスレッショルドの差(デルタ)の対数値が表示されます。これによりフラットなラインが作成され、これがプロットの赤色と緑色の部分の境界線になります。スレッショルドを上回るすべてのポイントは緑色のエリアにあり(黒い点)、スレッショルドを下回るすべてのポイントは赤色のエリアにあります(白い点)。
ChemStation と比較して、緑色のエリアと赤色のエリアが反転しています。スレッショルドよりも上が緑で、スレッショルドよりも下が赤になっています。緑色のエリアでは、スレッショルドラインから離れるほど、値が良くなっています。カーブの下の赤色のエリアでは、離れるほど悪くなっています。
すべてがスレッショルドを上回っている場合は、スレッショルドラインはプロットの底部にあります。
以下の例は、OpenLab CDS ChemStation Edition のシミラリティカーブ(逆シミラリティカーブを表示)に類似した従来の純度プロットと、OpenLab CDS v2.x シミラリティカーブとの違いを示しています。
場所
シミラリティカーブとさまざまな感度で計算されたスレッショルドカーブの概略ビュー | |
シミラリティカーブのデータ解析ビュー |
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シミラリティカーブとさまざまな感度で計算されたスレッショルドカーブの概略ビュー | |
シミラリティカーブのデータ解析ビュー |
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シミラリティカーブとさまざまな感度で計算されたスレッショルドカーブの概略ビュー | |
シミラリティカーブと感度 50% の対数曲線スレッショルドのデータ解析ビュー |
OpenLab CDS v2.x と OpenLab CDS ChemStation Edition とではスレッショルドカーブタイプをメソッドで比較でき、OpenLab CDS v2.x ではリファレンスバックグラウンドノイズがピーク開始時とピーク終了時に自動的に選択され、感度は追加要素であり、 OpenLab CDS ChemStation Edition では使用できません。
50 % のデフォルト感度を使用した場合、どちらのクロマトデータシステムでもアルゴリズムは同じですが、ノイズリファレンスが異なるために結果が異なります。感度が増減すると、スレッショルドカーブのプロファイルは OpenLab CDS ChemStation Edition のスレッショルドカーブと比較すると異なります。
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