タイムリファレンス化合物の計算

タイムリファレンス化合物を使用するとアプリケーションは、選択したタイムリファレンス化合物によって測定される適用可能なシフトに基づいて、絶対リテンションタイムウィンドウを補正します。アプリケーションは、最初に予測リテンションタイムに基づいた範囲内でリファレンスピークを特定します。予測リテンションタイムはメソッドで定義します。以降の計算は、このタイムリファレンスを使用する化合物に対して実行されます。

タイムリファレンス化合物のシフト

Shift_Ref = ActualRT_Ref - ExpRT_Ref

場所

Shift_Ref	リファレンス化合物のタイムシフト
ActualRT_Ref	リファレンス化合物の実際のリテンションタイム
ExpRT_Ref	リファレンス化合物の予測リテンションタイム

関連付けられた化合物の RT

タイムリファレンスを使用する化合物の予測リテンションタイムは、追加ファクタを使用して計算されます。

CorrectedExpRT = ExpRT + (Shift_Ref * Factor)

場所

CorrectedExpRT	補正済みの予測リテンションタイム
ExpRT	予測リテンションタイム
Shift_Ref	タイムリファレンス化合物のタイムシフト
Factor	関連付けられたタイムリファレンス化合物のある化合物に使用するファクタ（係数）

関連付けられたタイムグループの開始時間と終了時間

タイムグループの場合は、予測開始時間と予測終了時間がそれぞれ次のように計算されます。

Corrected Range Start = Range Start + (Shift_Ref * Factor)

Corrected Range End = Range End + (Shift_Ref * Factor)

場所

Corrected Range Start	タイムグループの補正済み開始時間
Range Start	タイムグループの開始時間
Corrected Range End	タイムグループの補正済み終了時間
RangeEnd	タイムグループの終了時間
Shift_Ref	タイムリファレンス化合物のタイムシフト
Factor	関連付けられたタイムリファレンス化合物のあるタイムグループに使用するファクタ（係数）