未知サンプル内の化合物が、クロマトグラフの特性に基づいて同定されます。
化合物の同定は、必要な分析メソッドで定量を行なう際に必要となるステップです。定量を行なわない場合でも、同定を行なう解析メソッドを作成することができます。対象となる各成分のシグナル特性は、メソッドの化合物テーブルに保存できます。
ピーク同定プロセスの機能では、シグナル内の各ピークと、化合物テーブルに保存されているピークとの比較が行なわれます。
同定は、予測リテンションタイム、絶対リテンションタイムウィンドウ、および相対リテンションタイムウィンドウに基づいて行なわれます。タイムウィンドウの単位は % です。最終的なリテンションタイムウィンドウは、相対ウィンドウと絶対ウィンドウの和で、予測リテンションタイムに対して対称的に適用されます。予測リテンションタイムは、メソッド内で絶対時間値として指定されるか、または相対リテンションタイムから計算されます。タイムリファレンス化合物を使用すると、特定のリファレンス化合物によって測定される適用可能なシフトに基づいて、予測リテンションタイムを補正することができます。
場所
絶対 RT ウィンドウ | 絶対リテンションタイムウィンドウ |
予測 RT | 予測リテンションタイム |
相対 RT ウィンドウ | 相対リテンションタイムウィンドウ |
Wnd Wdth | ウィンドウ幅 |
RT Wnd = [予測 RT - Wnd Wdth、予測 RT + Wnd Wdth]
場所
予測 RT | 予測リテンションタイム |
RT Wnd | リテンションタイムウィンドウ |
Wnd Wdth | ウィンドウ幅 |
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