OpenLab CDS では、異なる倍率および希釈率を使用して、レスポンスファクタ、濃度、サンプル希釈、化合物純度や単位変換などの補正ができます。
以下の補正ファクタが利用できます。
(A) | サンプル固有の化合物倍率 (1-5) および希釈率 (1-5)。 これらのファクタは、注入リストウィンドウの化合物アマウントタブで設定します(キャリブレーションサンプルのみ)。 これらはデフォルト以外の注入量や、ストック溶液の希釈などを補正するために、キャリブレーション手順で使用されます。キャリブレーションサンプルの化合物の補正アマウントは、これらのファクタを使用して計算されます。次に、補正アマウントを使用して検量線上にキャリブレーションポイントが描画されます。このため、サンプル固有の化合物倍率や希釈率を変更すると、検量線に影響を与えます。この検量線を使用したすべての注入データにおいて、特定の化合物のアマウントと濃度の両方の結果に影響します。 |
(B) | サンプル倍率 (1-5) および希釈率 (1-5) これらのファクタは、注入リストテーブルで設定します(任意のサンプルタイプ、すべての化合物)。 検量線には影響を与えません。キャリブレーションの計算後に、アマウントの結果から濃度を計算するために使用されます。このため、これらのファクタを変更すると、特定の注入結果におけるすべての化合物の濃度に影響を与えます。 濃度とアマウント %を参照してください。 |
(C) | 化合物倍率 解析メソッドで化合物ごとにこのファクタを設定します。 検量線には影響を与えません。キャリブレーションの計算後に、アマウントの結果から濃度を計算するために使用されます。このため、このファクタを変更すると、すべての注入結果における特定の化合物の濃度に影響を与えます。 濃度とアマウント %を参照してください。 |
サンプル倍率 (B) と化合物倍率 (C) を組み合わせることができます。倍率の結果は以下のように計算されます。
倍率 = 化合物倍率 * サンプル倍率 1 * サンプル倍率 2 * ...
注記
化合物倍率 (C) とサンプル固有の倍率 (A) を組み合わせることはお勧めしません。
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