OpenLab では、[シングル四重極 MS メソッド編集]ダイアログボックスにスキャンタイムセグメントテーブルのスキャン回数(scan/s)および SIM タイムセグメントテーブルのサイクルタイム(ms)が表示されます。
SIM/スキャン同時取込モードで MSD を実行している場合、 それぞれの SIM およびスキャンモードに対してのサイクル回数は、SIM/スキャン同時取込モードでは当てはまらないので注意してください。
SIM/スキャンモードで 1 つのサイクルを完了するために、MSD は1 つのグループの SIM データを取り込んでから、1 つのグループのスキャンデータを取り込みます。SIM データ測定モードからスキャンモードに切り替わる時、MSD のリセットに時間が必要です。リセット時間は、実行時間の約 5% になります。リセット時間は、実行時間の約 5% になります。
SIM/スキャン同時取込 Sycle/sec = 1/ (( 1/A + 1/B) * 1.05)
変数の意味は次のとおりです。 |
A= 1 秒あたりのスキャンサイクル |
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B= 1 秒あたりの SIM サイクル |
1.05 は、SIM/スキャンサイクル内でスキャンモードから SIM モードに切り替えるために必要な内部オーバーヘッドを表します。
SIM グループには、スキャングループと異なる開始時間および停止時間が設定できます。実行中に SIM またはスキャングループが変化する毎に、MSD サイクルは毎回変化します。実行中の対象となる時間に有効になっている SIM およびスキャングループに基づいてサイクルを計算します。
SIM/スキャンを使用する場合、効果的なクロマトグラフ積分を行うために、スキャン速度を増加させる、または SIM のドゥエルタイムを減少させることで、希望のデータポイント数を得ることができます。