[測定-プロファイル]ウィンドウの UI

このウィンドウは、[測定タイプ]メニューで[プロファイル]が選択されているときに[マニュアルチューニング] > [測定]で表示されます。これらのパラメータは、プロファイルスキャンとスペクトルスキャンにおけるデータのスキャン方法と表示方法を制御します。

プロファイルパラメータ

プロファイルスキャン中には、[質量 1 (m/z)]、[質量 2 (m/z)]、および[質量 3 (m/z)の 3 つの質量が表示されます。これらの質量は、チューニングプロセスで使用されます。デフォルト値は、PFTBA(Perfluorotributylamine)を使用したチューニング値に設定されています。カスタムチューニングでは、お互いが 100 amu 以内になるイオンを使用するのは避けてください。  お互いに 100 amu 以下しか離れていない質量を選択すると、チューニング手順が中断されます。  

[ウィンドウ +/- (m/z)]では、プロファイルスキャンの幅を設定します。入力された値(m/z 単位)が片側の幅になります。たとえば、ウィンドウの値が 10 の場合は、m/z 69 のプロファイルスキャンは 59~79 m/z になります。この値が小さいほどに、プロファイルスキャンのスピードは速くなります。この値の最小値は、スキャン - ステップサイズの値によって決まり、範囲は 0.3 ~ 100 m/z です。

速度 - 0.1 amu ステップの間に平均化するアバンダンスサンプルの数。穴の狭いキャピラリカラムでは、N= 4 ~ 8 の取込周期が一般的です。チューニングとデータ測定には、同じサンプル値 (N) を選択することをお勧めします。

平均 - このフィールドを使用すると、レポートまたは画面に表示される各スキャンについて平均されるプロファイルスキャンの数を設定できます。許容値は 1 ~ 9 です。この数値が小さいほど、スキャンのスピードは速くなります。数値を高くすると、チューニングデータの取り込みが遅くなりますが、小さなシグナルやノイズの多いシグナルをチューニングする際に適しています。デフォルト値は 1 です。

ステップサイズ(m/z) - このフィールドを使用すると、プロファイルスキャンの質量ステップサイズを設定できます。この値が大きいほど、スキャンのスピードは速くなります(分解能は損なわれます)。この値の範囲は、0.05 m/z ~ 0.2 m/z (20 ステップ/AMU ~ 5 ステップ/AMU)です。

ラン

[データ取り込みを停止] をクリックするまで、データが連続的に測定されて[スペクトル]ウィンドウに表示されます。