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設定値 |
デフォルト |
リミット** |
MS イオン源 (注意を参照) |
アプリケーションによって異なる |
230℃* |
250℃ 5973N 300℃ 5975, 5973 inert 350℃ 5975C、5977A、B、C
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MS 四重極 |
150℃ |
150℃ |
200℃ |
* 据え付け時の安全なオペレーション温度を示します。
** 各ゾーンの設定値以上の値でなければなりません。
以下に、GC/MSD のイオン源温度を設定するためのハイレベルなガイドラインを示します。据え付け時に生じる可能性のある漏れの影響を防ぐため、デフォルトメソッドでは低いイオン源温度を使用しています。イオン源温度を決定する際は、この温度がクロマトグラフの安定性と化学的安定性に与える影響を考慮します。イオン源温度が低すぎると、沸点の高い化合物に過剰なテーリングが生じる可能性があります。イオン源温度が高すぎると、不安定な化合物が化学分解する可能性があります。
上に示したイオン源の最大温度リミットを超えないでください。
法医学/毒物学:250℃~280℃ 多くのコンポーネント(またはその誘導体)は高温によって悪影響を受けます。
揮発性化合物:≈280℃
半揮発性(セミボラタイル)化合物≈300℃
PAH および類似化合物:350℃: ほとんどの化合物は高温下で安定し、低温下ではクロマトグラフィーに影響する可能性があります。
詳細については、MS イオン源と四重極の温度を含め、詳細な解析条件が記載された Agilent アプリケーションノートを参照してください。
注意: 5973N、5973 inert、5975、および 5975B の標準温度イオン源は、最大温度 250 ~ 300 ℃で動作するように設計されていますが、ソフトウェアでは 350 ℃まで設定できます。イオン源を 350 ℃で安全に動作させるには、Agilent に連絡してイオン源の部品のアップグレードを行なってください。 5975C および 5975C、5977A、B、C は、出荷時からより高い温度で動作できるように製造されています。
注記:MS イオン源温度の設定値は偶数値にする必要があります。