フィラメントの切り替え

フィラメントが焼き切れた場合、この手順を使用して、すでに取り付けられている予備のフィラメントと切り替えて、機器をオートチューニングすることができます。この手順は、イオン源(例えば、CI イオン源など)にスペアフィラメントが取り付けられていない場合は適用されません。

機器がチューニングコントロールでロックされている場合、ダッシュボードからこの手順を実行できません。

  1. 問題のあるフィラメントを使用しているチューニングファイルを指定しているメソッドを読み込みます。

  2. MSD が待機中、すなわちチューニングのためにロックされていないことを確認します。
  3. [機器ステータス] > [ダッシュボード]を選択します。
  4. MSD パネルで右クリックし、[フィラメントの切り替え]を選択します。

  5. 「フィラメントを切り替えた後、オートチューニングを開始しますか?」というメッセージが表示されます。[はい][いいえ]、または[キャンセル]を選択して作業を続行します。
    • はい - 予備のフィラメントに切り替えてから、オートチューニングを開始します。
    • いいえ - 予備のフィラメントへの切り替えのみ行ないます。

    最適な機器のパフォーマンスを得るために、フィラメントの切り替え後は常にオートチューニングを実行することをお勧めします。オートチューニングを実行すると、チューニングパラメータだけが表示されるレポートではなく、取込データファイルに完全な PDF チューニングレポートを添付することができます。

    [はい]を選択した場合、オートチューニングが実行され、分析の終了時にオートチューニングレポートが開きます。

  6. レポートを確認してください。システムがチューニングコントロールを解放する前にオートチューニングを保存するように求められます。
  7. オートチューニングファイルを保存してチューニングコントロールの解放するには[はい]を、チューニングファイルを保存せずにチューニングコントロールを解放するには[いいえ]をクリックします。保存すると、このチューニングファイルを使用するすべてのメソッドで、そのフィラメントが使用されます。

その他のメソッドで、問題のあるフィラメントを使用した別のチューニングファイルを指定している場合、それらのチューニングファイルも、上記の説明に従って適切なフィラメントを使用するよう更新してください。