質量ピークのトップでの小さな形状の変化が、質量割り当てで 0.1 m/z シフトを引き起こす場合があります。シフトが 0.2 m/z より大きい場合、故障の可能性があります。以下を調べてください。
MSD の温度の変化は、質量割り当てが小さく変化する原因となります。MSD の温度が平衡に達する前にチューニングファイルを取り込んだ場合は、温度差が原因で質量割り当てが変化する場合があります。MSD の温度が平衡に達してから MSD のチューニングやデータ測定を行なうようにしてください。すべての加熱部が MSD のその設定値に達してから熱平衡に達するまでに、少なくとも 2 時間はかかります。
MSD の温度の変化は、質量割り当てが小さく変化する原因となります。実験室での大きな温度変化は、MSD 温度を変化させ、質量割り当てに影響を与える場合もあります。
MSD の変化は、質量割り当てが小さく変化する原因となります。チューニングファイルが非常に古い場合、MSD の状態が変わりすぎていて、質量割り当てに重大な変化が生じます。MSD をチューニングし直して、新しいチューニングファイルを使用してください。
チューニングファイルの条件がデータ測定を行なっているときの条件と一致していないと、質量割り当てに変化が生じる可能性があります。現在のチューニングファイルが分析に使用されている条件と一致していることを確認します(条件が上書きされていないことも確認します)。