温度 (マルチカラムサーモスタット)

[温度]セクションでは、サーモスタットでコントロールされたカラムコンパートメントの温度を設定できます。カラムコンパートメントには、個別に加熱できるペルチェコントロールのカラムが 2 つあり、溶媒の予備加熱にも使用されます。

通常、HPLC カラムは室温で分析されます。ただし、高温では、移動相および固定相内の溶質の粘性の低下、およびそれに対応する拡散率の上昇によって、分離効率が高まります。

サーモスタットは、室温より 10 ℃低い温度まで冷却できます。

マルチカラムサーモスタットのアクセサリーキットである ディバイダーアセンブリ ハードウェアオプションを設置すると、左右のコンパートメントの熱的な分離を改善することができます。設置方法については、「Agilent 1290 Infinity II マルチカラムサーモスタット ユーザーマニュアル」を参照してください。

制御なし

温度コントロールを無効にします。

2 つ目のオプション

温度を設定できます。横のフィールドに必要な温度を入力します。

    リミット:

  • G7116A

    4.0 ~85.0°C(0.1 °C刻み)。

  • G7116B

    0.0 ~110.0°C(0.1 °C刻み)。

検出器セルと同じ温度

検出器のセル温度と同じ温度に設定します。このオプションは、検出器セルの温度をコントロールできる検出器がコンフィグレーションされている場合のみ有効になります。この機能をサポートする検出器が複数設定されている場合は、マルチカラムサーモスタット コントロールの[検出器セルと同じ温度]セクションから、目的の検出器を選択します。

変更しない

温度設定を変更せず元のままにしておきます。このゾーンでは、現在機器に保存されている設定が維持されます。

デフォルトでは、カラムコンパートメントの右側の温度は、左側と同じ温度に設定されますが、個別に制御することもできます。同じカラムを 2 つ並べて接続し、異なる温度で使用すると、近くに溶出する成分の分離を拡大できます。

検出器のセル温度と同じ温度に設定するには、[検出器セルと同じ温度]を選択します。条件は[左]のセクションと同じです。以下のオプションから選択してください。

制御なし

温度コントロールを無効にします。

2 つ目のオプション

温度を設定できます。横のフィールドに必要な温度を入力します。

    リミット:

  • G7116A

    4.0 ~85.0°C(0.1 °C刻み)。

  • G7116B

    0.0 ~110.0°C(0.1 °C刻み)。

検出器セルと同じ温度

検出器のセル温度と同じ温度に設定します。条件は[左]のセクションと同じです。

変更しない

温度設定を変更せず元のままにしておきます。このゾーンでは、現在機器に保存されている設定が維持されます。

[左に連動]

右側のカラムコンパートメントを左側のカラムコンパートメントと同じ温度に設定します。デフォルトではこのオプションが設定されています。

[検出器セルと同じ温度]を選択してメソッドをロードすると、設定された検出器がこの機能をサポートしていない場合は、温度オプションは[制御なし]に設定されます。