HDR-DAD クラスターの設定

HDR-DAD クラスターは 2 つの G4212A/B DAD で構成されます。片方には長いフローセル(例:60 mm)、もう片方には短いフローセル(例:10 mm)が取り付けられています。高ダイナミックレンジシグナルを生成するため、2 つの DAD からシグナルが組み合わされます。

HDR-DAD クラスター接続の推奨設定は以下の通りです。

  • 長いフローセルが取り付けられた DAD を先に流路に設置します。HDR-DAD クラスター内の最初の DAD と次の DAD 間のキャピラリーがディレイボリュームを決定します(デフォルト値 11 µL)。

  • 通常は、HDR-DAD 内の短いフローセルをセットした DAD を他の機器と同じネットワークアドレスとなるように接続します。

  • HDR-DAD クラスターのもう一方の DAD (長いフローセル)を、追加ネットワーク接続に設定します。

  1. 機器のプライマリ接続として IP アドレスまたはホスト名を割り当て、コンフィグレーションを開始します。

  2. 2 つの G4212A/B DAD が検出されると、クラスターの設定ダイアログボックスが表示されます。

  3. HDR-DAD クラスタに追加する 2 つの DAD を選択し、[HDR-DAD クラスタの設定] をクリックします。

  4. [HDR-DAD クラスタの設定] のダイアログボックスが表示されます。

  5. 装置のメイン接続の IP アドレスを持たない DAD を選択し、[設定] をクリックします。 推奨されるセットアップでは、これは長いフローセルが取り付けられた DAD です。

  6. 設定ダイアログボックスで [追加接続] をクリックし、DAD の IP アドレスを割り当てます。

  7. 設定ダイアログボックスを閉じると、接続アドレスが表の 追加接続 の列に表示されます。

  8. [HDR-DAD クラスタの設定] ダイアログボックスで追加の情報 (非標準ディレイボリューム、リンクしたポンプ) を任意で入力し、[OK] をクリックして設定を終了します。

    ディレイボリュームは手動でディレイボリュームのキャリブレーションを実行した後に修正する必要があります。詳細については、HDR ソリューションのユーザーガイド を参照してください。