フラクションコレクタは、Agilent 製のすべての DAD、MWD、VWD、FLD、およびいくつかの Agilent MSD と、他社製の検出器をピーク検出器としてサポートします。
複数の検出器を使用する場合は、フラクションコレクタの詰りにより引き起こされる背圧 (RID および FLD) の上昇に対する抵抗が低い検出器の損傷を防ぐため、圧力抵抗が最も高いものを最初に置き、圧力抵抗が最も低いものを最後に置いてください。 |
UIB(ユニバーサルインターフェイスボックス)は、CAN 経由で接続されていない外部検出器(たとえば、MSD および他社製検出器)によってトリガされるフラクションコレクションに必要です。
ピーク検出器テーブルには、現在存在し、設定されている検出器が表示されます。設定されている検出器のみをピーク検出器として使用することができます。テーブルには、以下の列が含まれます。
検出器 | 検出器モジュールタイプとシリアル番号 |
単位 |
検出器の測定単位 |
モード |
セルをクリックして、次に下矢印をクリックして、リストから各ピーク検出器の作動モードを選択します。以下から選択できます。 |
アップスロープ(単位/s) |
上昇しているピークのスロープです。スロープ値は、シグナルの一次導関数に基づいています(「ピーク開始/終了基準」および「スロープ値と連動」も参照してください)。 |
ダウンスロープ(単位/s) |
下降しているピークのスロープです。スロープ値は、シグナルの一次導関数に基づいています(「ピーク開始/終了基準」および「スロープ値と連動」も参照してください)。 |
スレッショルド | コレクションを開始するピークの高さです(「ピーク開始/終了基準」および「スロープ値と連動」も参照してください)。 |
上限スレッショルド |
ピーク検出モードがスロープまたはスレッショルドとスロープの場合、ピーク割れや検出器ノイズによって不要なフラクションが検出されたり、小さい不要なフラクションが採取されたりする可能性があります。これを避けるには、上限スレッショルドを設定します。この値を上回ると、スロープベースでのピーク検出が無効になります。 |
システムに MSD がある場合、[MSD を用いてマスベースフラクションコレクションを実行]をオンにして、MSD メソッドパラメータを使用してフラクションコレクションをコントロールします。
[ピーク検出器]テーブルで使用される UIB を選択しないでください。UIB は、LC スタックに MSD を接続するために必要です。 |
使用中のすべてのピーク検出器がトリガー条件を満たしている場合のみ、フラクションコレクションが開始するように指定するには、[すべてのピーク検出器]を選択します。
使用中のピーク検出器の 1 つでもトリガー条件を満たせばフラクションコレクションが開始するように指定するには、[少なくとも 1 つのピーク検出器]を選択します。