ハイスループット (LC モジュール 標準オートサンプラ)

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最適化を有効

最適化を有効にすると、現在の注入の実行中に次の注入を準備するため、サンプルのスループットが高速になります。これにより、個々の注入時間を一定にしたままで、特定の時間内に実行されるサンプル数を増やすことができます。最適化を有効にすると、最初のサンプルが注入されているときに、次のサンプルがオートサンプラに取り込まれます。

最適化プロセスを開始する注入後の時間(分単位)を指定します。オプションボタンを使用して最適化のタイプを選択します。

バイアルの準備

[バイアルの準備]を選択すると、現在のサンプルの分析中に、グリッパが次のサンプルを準備します。

オーバーラップ注入周期

[オーバーラップ注入周期]を選択すると、現在のサンプルの分析中に次のサンプルを準備し、サンプルループの中に取り込みます。

オーバーラップ注入のパラメータは、メソッドの一部として指定されます。オーバーラップ注入には、シーケンス/ワークリストテーブルで指定するパラメータはありません。ただし、オーバーラップ注入をシーケンス/ワークリストで使用するには、制限があります。

  • シーケンス/ワークリストでは、オーバーラップ注入を使用するすべての注入で、同一のメソッドを使用する必要があります。現在の注入を実行している間に次の注入を誘導するには、サンプルの位置と量についての情報をメソッドが提供する必要があるためです。異なるメソッドが指定されていると、シーケンス/ワークリストは続行されますが、オーバーラップ注入は無視されます。

  • コントロールサンプルは使用できません。コントロールサンプルがシーケンス/ワークリストに挿入された場合、コントロールサンプルは失敗してシーケンス/ワークリストが停止するため、次の注入ではオーバーラップは無視されます。

  • サンプルプレップ/インジェクタプログラムでオーバーラップ注入を使用する場合には、次の制限があります。

    • オーバーラップ注入はプレ注入タスクを処理できますが、ポスト注入タスクは処理できません。現在の注入を実行している間に、次のサンプルが準備されているためです。

    • コマンド[注入]は、オーバーラップ注入を使用するインジェクタプログラムでは使用できません。