注入モード (デュアルループオートサンプラ)

[注入モード]セクションには、注入パラメータが含まれます。サンプルプレップ/インジェクタプログラムが定義された場合、これらの設定は無視されますので注意してください。

インジェクションループ

    メソッドでは、使用するループを定義する必要があります。[インジェクションループ]オプションで選択してください。選択内容に応じて、現在使用されているインジェクションループ(上部/下部)がシステムダイアグラムにビットマップで表示されます。

  • 下部

    フロントシートキャピラリーは、フロントインジェクションシートと下部インジェクションループに接続されています。

  • 上部

    バックシートキャピラリーは、バックインジェクションシートと上部インジェクションループに接続されています。

ループを部分的に充填

[ループを部分的に充填]オプションでサンプル量を指定すると、ループの部分的な充填を行うことができます。プラグ溶媒の後に、指定した量がループに充填され、さらにプラグ洗浄溶媒が充填されます。

オーバーフィル係数でループ充填

このオプションを使用すると、ループへの注入精度を高めることができます。

このオプションを選択すると、ループサイズの x 倍の量(xは指定したオーバーフィル係数)が送られてループを通過するため、ループが過充填になります。

サンプルがクロマトグラフの流路に注入されると、余剰サンプルはニードル、シート、シートキャピラリー、廃液ラインに留まります。この余剰分のサンプルは、廃液へとフラッシュされます。

最小オーバーフィル係数は 1.0 です。

最大オーバーフィル係数は現在の設定によって異なり、以下の式によって決まります。

オーバーフィル係数 <= (シリンジ容量 - (シートキャピラリー容量 + 2 * プラグ容量 + 4.9 µL)) / ループ容量

[オーバーフィル係数でループ充填]が選択されている場合、シーケンステーブル/ワークリストで指定で注入量を指定しても、メソッドで指定した注入量は上書きされません