LC/MS には、ストリーム選択バルブ、マニュアル注入バルブ、LC インレット、キャリブラントデリバリシステム(CDS) バルブからのリークを検出するリークセンサーアセンブリが含まれています。
リークセンサーアセンブリは、以下で構成されています。
ドリップトレイは、ストリーム選択バルブ、マニュアル注入バルブ、LC インレットからのリークを回収します。ドリップトレイにたまった液体は、すべてキャッチトレイに落ちていきます。
キャッチトレイはキャリブラントデリバリシステム(CDS)バルブからのリークと、ドリップトトレイから落ちるすべての液体を回収します。
キャッチトレイの内側と外側には、それぞれ 1 つずつ、計 2 つの熱伝導度センサーがあります。2 つのセンサーのシグナルは、常に比較されています。下部トレイ(キャッチトレイ)の内側のセンサーが濡れると、シグナルが変わります。2 つのセンサーからのシグナルに差が生じると、リークがあると解釈されます。
リークセンサーがリークを検出すると、LC ポンプがオフになり、LC および MS の両方に対してエラーが表示されます。また、現在実行中のメソッドやシーケンスは、すべて停止します。メッセージ行にリークを示すメッセージが表示されますが、通常はその後に続く関連メッセージ見えなくなってしまいます。メッセージは現在のログブックにも書き込まれるので、ここでメッセージを見ることができます。