オートチューニングは、質量範囲全体にわたり良い性能が得られるように、MS を調整する自動チューニングプログラムです。オートチューニングとは、主にイオンの伝達、フィルタリング、検出をコントロールするパラメータの正しい設定値を見つけることです。これは、キャリブラントを MS に導入し、イオンを生成することで行われます。これらのイオンを使用して、チューニングパラメータは、感度、分解能、質量割り当ての目標を達成するために調整されます。
通常のオペレーションでは、頻繁にチューニングを行う必要はありません。一旦チューニングされると、MS は非常に安定しています。一般的にチューニングは、月に 1 や週 1 回以上の頻度で実施する必要はありません。チューニングに関連する不具合が疑われる場合、チェックチューニングの実行(LC/MS)を行い、再チューニングを行う前に MS の調整がずれていないか確認します。
平衡化するまで待ってからオートチューニングを実行してください。オートチューニングが許容範囲外の場合、アジレント窓口にお問い合わせください。
| 四重極マスフィルタのセラミックコンポーネントは、空気から湿気を吸収する可能性があります。チューニングまたはデータ取り込みが早過ぎると、アーク放電を引き起こすことがあります。更に、アナライザー全体が熱平衡に到達するには最低でも 11 時間かかります。ある条件(たとえば熱平衡にない状態)で測定されたチューニングファイルを別の条件(たとえば熱平衡にある状態)でのデータ測定に使用すると、データが不正確となることがあります。LC/MS システムのチューニングまたはオペレーション前には、真空排気後少なくとも 11 時間お待ちください。 |


をクリックして、チューニングする機器をロックします。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。
をクリックします。オートチューニングが実行され、レポートが生成されます。
をクリックして機器のロックを解放します。チューニングが終了したら、機器のロックを解放してください。機器のロックを解放しないと、3 ~ 4 分後にロックは自動的に解放されます。