リークセンサーアセンブリ(LC/MS)

LC/MS には、ストリーム選択バルブ、マニュアル注入バルブ、LC インレット、キャリブラントデリバリシステム(CDS) バルブからのリークを検出するリークセンサーアセンブリが含まれています。

リークセンサーアセンブリは、以下で構成されています。

  • ドリップトレイ(上部)

  • キャッチトレイ(下部)

  • センサー

ドリップトレイは、ストリーム選択バルブ、マニュアル注入バルブ、LC インレットからのリークを回収します。ドリップトレイにたまった液体は、すべてキャッチトレイに落ちていきます。

キャッチトレイはキャリブラントデリバリシステム(CDS)バルブからのリークと、ドリップトトレイから落ちるすべての液体を回収します。

キャッチトレイの内側と外側には、それぞれ 1 つずつ、計 2 つの熱伝導度センサーがあります。2 つのセンサーのシグナルは、常に比較されています。下部トレイ(キャッチトレイ)の内側のセンサーが濡れると、シグナルが変わります。2 つのセンサーからのシグナルに差が生じると、リークがあると解釈されます。

リークセンサーがリークを検出すると、LC ポンプがオフになり、LC および MS の両方に対してエラーが表示されます。また、現在実行中のメソッドやシーケンスは、すべて停止します。メッセージ行にリークを示すメッセージが表示されますが、通常はその後に続く関連メッセージ見えなくなってしまいます。メッセージは現在のログブックにも書き込まれるので、ここでメッセージを見ることができます。

リークが検出された後にシステムをリセットするには、以下の手順に従います。

  1. リークの位置を特定し、修正します。インレットフィッティング、選択バルブ、CDS バルブ、キャリブラントボトル、チューブにリークがないことを確認します。

  2. ドリップトレイ、キャッチトレイ、キャッチトレイセンサーを完全に乾かします。すべてが乾いたら、MS ステータスがレディ(緑色)に変わります。

  3. [機器]メニューの[システムオン]を選択して LC ポンプを再起動します。ポンプが運転を再開すると、LC ポンプのステータスがレディ(緑色)になります。MS ステータスもレディ(緑色)になります。

関連項目

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