用語の定義

スクリプト — スクリプトは、1 つのサンプルの処理に必要な特定の操作の一群から構成されています。スクリプトで指定されている操作は、ジョブ内のサンプルのそれぞれに対して繰り返し実行されます。スクリプトは特定のアプリケーション向けに設計されています。

スクリプト引数 — スクリプト引数は、スクリプト内の個々のパラメータです。

メソッド — メソッドで、サンプルの処理方法を定義します。メソッドの要素としては、スクリプト、シリンジ、パラメータがあります。

メソッドパラメータ — メソッドパラメータは、スクリプト操作に関連付けられます。実行される操作は、ユーザが指定するパラメータによって定義されます。パラメータに 0 を指定すると、スクリプト内のそのパラメータの操作が無効になります。スクリプトのパラメータはアプリケーション固有です。

オブジェクト — オブジェクトとは、物理モジュールのプロパティを記述するデータ構造のことです。いくつかのモジュール(アジテータなど)には、複数のオブジェクトが必要です。

トレイホルダ — トレイホルダには、1 つまたは複数のトレイをおくことができます。各トレイホルダには、その位置を定義する基準位置(X、Y、Z 座標)があります。

アジテータ — アジテータユニットはトレイホルダの一種であり、最大6個のヘッドスペースバイアルを同時に加熱して攪拌できます。

トレイ — トレイは複数のサンプルを保持します。トレイは、トレイタイプとトレイホルダを指定することによって定義されます。トレイ名は、PAL ジョブ内のサンプルソースの識別に使用されます。

トレイタイプ — トレイタイプは、トレイ内のサンプル位置のパターンとサンプリング動作を定義します。標準のトレイタイプでは、1 mL、2 mL、10 mL、20 mL のバイアルが使用できます。