35900E イベントコンフィグレーションダイアログから、メソッドエディタのイベントテーブルで選択できる TTL I/O 状態を設定します。メソッドで選択できるのは、コンフィグレーションされているイベントだけです。
35900E の各チャンネルには、16 点のシグナルラインの TTL I/O コネクタを持っています。16 点のうち 8 点は入力用、出力用として設定できる双方向性です(バルブコントロールなどの機能用)。残り 8 点のラインは入力シグナルのみに使用でき、データシステムではサポートされません。チャンネル A とチャンネル B には、それぞれ 8 点の TTL I/O シグナルが割り当てられます。各チャンネルの 8 点の双方向 TTL I/O ラインの状態を、イベントテーブルを使用してデータシステムメソッドからコントロールできます。
ピンのチェックボックスをマークすることで、そのピンに接続された TTL I/O シグナルの状態を、データシステムメソッドからリモートコントロールすることができます。データシステムイベントが High TTL 状態(1)を要求した場合、このマークされたピン番号に接続されたワイヤーでは高電圧の出力シグナルを維持します。イベントが Low TTL 状態(0)を要求した場合、このマークされたピン番号に接続されたワイヤーでは低電圧の出力シグナルを維持します。このシグナルワイヤーをモニタする外部デバイスでは、たとえば、高電圧シグナルの受信時にはバルブを開き、低電圧シグナルの受信時にはバルブを閉じることができます。
有効な各ピンごとに、固有の説明ラベルを指定して、外部デバイスの TTL I/O の状態をHigh(1) か Low(0)に操作します。これらのラベルは、メソッドのイベントテーブルのドロップダウンリストで、利用可能なイベントについて説明するのに使用されます。たとえば、High ラベルを「サンプルバルブ開」、Low 用ラベルを「サンプルバルブ閉」と指定、これを使用して 35900E チャンネルの分析開始に対して指定した時間に、これらのイベントをデータシステムから開始できます。