最大ピークの 100 % にスケールした場合、システムは積分されたすべてのピークを評価し、最大ピークをダイアグラムのスケールとして使用します。溶媒ピークは積分されないため、ピークとして認識されません。
以下の例は、積分されていない溶媒ピークのある GC クロマトグラムを示しています。最大ピークは 5.083 min のピークです。
注記
オプションの 上位 n 個までのピークを無視では、システムは溶媒ピークを無視しませんが、実際は積分されないためにピークとして認識されません。この例では最初の積分されたピークへのスケールが最適なオプションとなります。
最大ピークを無視した場合、システムは積分されたすべてのピークを評価し、2番目に大きなピークをダイアグラムのスケールとして使用します。
以下の例は、積分された溶媒ピークのある GC クロマトグラムを示しています。そのため、無視された最大ピークは溶媒ピークになります。
このオプションは、溶媒ピークが積分されず、サンプルピークが溶媒ピークのショルダーに位置する GC クロマトグラムなどで便利です。また、ベースライン全体が大きく上昇または下降する場合にも便利です。
ベースラインに調整オプションを使用すると、アプリケーションは同定されたすべてのピークを無視し、ベースラインであるとみなされるものにクロマトグラムを調整します。このオプションはベースラインの検討、または必要な積分が実施されていない未同定のピークの有無の確認の際に便利です。
注記
溶媒ピークが積分されない場合、値はベースラインの一部として扱われます。
次の例は、ベースラインに調整された GC クロマトグラムを示しています。最初のクロマトグラムでは、溶媒ピークは積分されず、ベースラインの一部として扱われます。2 番目のクロマトグラムでは、溶媒ピークは積分され、ベースラインに詳細が表示されます。
次の図はベースラインに調整オプションの別の例です。
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