UV リファレンススペクトルの追加

UV リファレンススペクトルをピーク頂点から抽出できます。UV リファレンススペクトルは、解析メソッドに追加されます。ピーク頂点のリファレンススペクトルを現在のスペクトルと比較することにより、化合物の同定を確認できます。

準備

• 以下で説明する手順には、解析メソッド > 同定パラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

• 化合物の同定パラメータを含む注入データを解析メソッドに関連付けます。

• プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

比較パラメータの設定

1. 解析メソッドウィンドウの化合物 > スペクトルノードを選択します。

2. UV 比較タブを選択します。

3. 以下のとおり、必要な値とオプションを入力します。

   • UV 比較の一致ファクタのリミット

     注入結果は、一致ファクタがスレッショルド値より高い場合は緑色の背景、そして低い場合は赤色の背景で表示されます。

   • 最小波長 [nm]、最大波長 [nm]

     比較に使用する波長範囲で、デフォルトでは範囲全体となります。

     使用される波長範囲は、化合物 > スペクトルノードの、リファレンススペクトルでもハイライトされます。

   • ベースラインスペクトルの減算

     オンにすると、ベースラインスペクトルの減算を行い、スペクトルのバックグラウンド補正されます。

同定されたすべての化合物

1. 化合物テーブルタブ内の任意の場所を右クリックしてから、UV スペクトルの自動抽出を選択します。

   スペクトルアイコン が、スペクトルの抽出された化合物すべての UV リファレンススペクトル列に表示されます。

特定化合物の場合

1. 該当する注入データのクロマトグラムで、特定化合物のピーク上で右クリックします。

2. コンテキストメニューから、メソッドにリファレンススペクトルを追加を選択します。

3. メソッドにリファレンススペクトルを追加ダイアログで、適切な化合物名を選択します。

   選択した化合物に、スペクトルアイコン がUV リファレンススペクトル列に表示されます。

UV リファレンススペクトルを削除

1. スペクトルノードの化合物テーブルで、化合物を右クリックしてから、選択したリファレンススペクトルを削除を選択します。

UV リファレンススペクトルを表示

1. スペクトルノードの化合物テーブルで、 をクリックします。

   

2. UV スペクトルウィンドウの をクリックして、選択した化合物のリファレンススペクトルを表示します。

   リファレンススペクトルの凡例タイトルには、Ref タグと、スペクトルが抽出された化合物の予測リテンションタイムが含まれます。