相対リテンションタイム(RRT)の使用

ここでは、相対リテンションタイム(RRT)を使用する方法について説明します。多くのアプリケーションでは、文献やリファレンステーブルから RRT 値を取得できます。これらを使用するには、RRT リファレンス化合物と関連付けられた 1 つ以上の化合物の設定を行います(下図を参照)。

例:同定パラメータ内の相対リテンション タイム

準備

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > 同定パラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

  1. 解析メソッドウィンドウで、化合物 > 同定を選択します。

  2. 全般タブを選択します。

  3. RRT のリファレンス化合物を使用チェックボックスをオンにします。

    化合物テーブルに、RRT リファレンス、RRT リファレンス化合物、および RRT の列が表示されます。

  4. 化合物テーブルタブを選択します。

  5. 必要な RRT リファレンス化合物の新しいエントリを作成するか、既存の化合物をリファレンスとして選択します。RRT リファレンス化合物について:

    • RRT リファレンスチェックボックスをオンにします。

    • 予測 RT を入力します。

  6. 関連付けられた化合物の場合:

    • RRT リファレンス化合物から、適切なリファレンス化合物を選択します。

    • RRT に、文献やリファレンステーブルから RRT 値を入力します。

    関連付けられた化合物の予測 RT が自動計算されて、同定に使用されます。

RRT リファレンスの予測 RT を変更すると、関連付けられた化合物の予測 RT が自動的に再計算されます。RRT 値は変更されません。

関連付けられた化合物の予測 RT を変更すると、関連付けられた化合物の RRT 値が自動的に再計算されます。RRT リファレンスの変更は行なわれません。

同定されていないピークの場合、関連付けられた化合物はありません。この場合、最初の RRT リファレンス化合物から RRT 値が計算されます。

アプリケーションによる値の計算方法に関する詳細については、相対リテンション タイム(RRT)の計算を参照してください。

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