ここでは、相対リテンションタイム(RRT)を使用する方法について説明します。多くのアプリケーションでは、文献やリファレンステーブルから RRT 値を取得できます。これらを使用するには、RRT リファレンス化合物と関連付けられた 1 つ以上の化合物の設定を行います(下図を参照)。
準備
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解析メソッドウィンドウで、化合物 > 同定を選択します。
全般タブを選択します。
RRT のリファレンス化合物を使用チェックボックスをオンにします。
化合物テーブルに、RRT リファレンス、RRT リファレンス化合物、および RRT の列が表示されます。
化合物テーブルタブを選択します。
必要な RRT リファレンス化合物の新しいエントリを作成するか、既存の化合物をリファレンスとして選択します。RRT リファレンス化合物について:
RRT リファレンスチェックボックスをオンにします。
予測 RT を入力します。
関連付けられた化合物の場合:
RRT リファレンス化合物から、適切なリファレンス化合物を選択します。
RRT に、文献やリファレンステーブルから RRT 値を入力します。
関連付けられた化合物の予測 RT が自動計算されて、同定に使用されます。
RRT リファレンスの予測 RT を変更すると、関連付けられた化合物の予測 RT が自動的に再計算されます。RRT 値は変更されません。
関連付けられた化合物の予測 RT を変更すると、関連付けられた化合物の RRT 値が自動的に再計算されます。RRT リファレンスの変更は行なわれません。
同定されていないピークの場合、関連付けられた化合物はありません。この場合、最初の RRT リファレンス化合物から RRT 値が計算されます。
アプリケーションによる値の計算方法に関する詳細については、相対リテンション タイム(RRT)の計算を参照してください。
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