解析メソッドに新規化合物を追加

特定のイオンを化合物として解析メソッドに追加するには、抽出イオンクロマトグラム(EIC または SIM)、または MS スペクトルを使用できます。

準備

  • 以下で説明する手順には、データ解析 > マニュアル化合物同定権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  1. MS スペクトルから追加:

    MS スペクトルウィンドウで、該当する m/z 値を右クリックし、イオンを化合物としてメソッドに追加を選択します。

    EIC は選択されたイオンからバックグラウンドで抽出されます。イオンを化合物としてメソッドに追加 - ピークが見つかりませんというメッセージが表示された場合、この EIC にはスペクトルリテンションタイムの +/- 0.02 min 以内の積分ピークは含まれません。この問題を解決するには、EIC 積分パラメータを調整します。

    新しい化合物が解析メソッドの化合物テーブルに表示されます。化合物のシグナルが、選択した m/z 値に対応して設定されます。

  2. EIC または SIM から追加:

    クロマトグラムウィンドウで、EIC シグナルのピークを右クリックし、ピークを化合物としてメソッドに追加を選択します。

    新しい化合物が解析メソッドの化合物テーブルに表示されます。EIC または SIM の作成に使用された m/z 値が化合物のシグナルとして設定されます。

  3. TIC SCAN から追加:

    クロマトグラムウィンドウで、TIC SCAN シグナルのピークを右クリックし、ピークを化合物としてメソッドに追加を選択します。

    MS スペクトルがバックグラウンドで抽出されます。スペクトル内の最大ピークから、EIC が自動的に抽出されます。ピークを化合物としてメソッドに追加できませんというメッセージが表示された場合、この EIC には追加する TIC ピークのリテンションタイムの +/- 0.02 min 以内の積分されたピークは含まれません。この問題を解決するには、EIC 積分パラメータを調整します。

    新しい化合物が解析メソッドの化合物テーブルに表示されます。その化合物に対応するシグナルが、使用した TIC SCAN シグナルに設定されます。

×