積分ホイールを使用すると、利用可能なオプションを簡単に選択することができます。積分ホイールは、ベースラインの開始/終了ポイント、またはドロップラインとベースラインセグメントの接続ポイントにマウスカーソルを移動すると、自動的に表示されます。積分ホイールは色付けされた複数のセグメントで構成されています。これらのセグメントはそれぞれ、有効なベースラインポイントで可能な特定の操作に関連付けられています。たとえば、以下の図は 2 つのベースラインセグメントによって共有されているベースラインポイントに使用される積分ホイールを示しています。
この具体例では、積分ホイールは 3 つのセグメントで構成されています。セグメントはそれぞれ実行可能な 3 つのオプションに関連付けられています。セグメントの色は関連付けられた操作に対応しています。積分ホイールでは次のツールを使用できます。
セグメント | 積分ツール |
---|---|
左または右のベースラインポイントを移動 ベースラインセグメント全体と関連するすべてのピークを変更します。 | |
ベースラインポイントの移動 ドロップラインとベースラインとの交点を指定するベースラインポイントを変更します。 | |
共通ベースラインポイントの移動 両ベースラインセグメント(左右)と関連するすべてのピークを変更します。 | |
新規接続ベースライン ベースラインポイントから直接新規ベースラインセグメントを作成します。 |
ベースラインポイントのタイプ (ベースラインセグメントの終了ポイント、ベースラインセグメントのドロップポイントなど) に応じて、積分ホイールで提供される積分ツールは変化します。システムは選択したベースラインポイントに適切なツールを自動的に提供します。以下の図を参照して、何が可能かを確認してください。この例は自動積分結果を示しています。ご覧のように複数のベースラインセグメントがあります。一部はシングルピークに関連付けられ、その他は複数のピークを含んでいます。
ベースラインポイントは、1つまたは2つの個別ピークまたはベースラインセグメントの一部になる可能性があります。この単一ベースラインポイントでの作業には、ベースラインポイントのタイプに応じた複数のオプションが存在します。
左のベースラインポイントを移動
ベースラインポイントを移動し、関連付けられたすべてのピークを含む左側のベースラインセグメント全体が変更されるようにします。この操作では、右側のベースラインセグメントは変更されません。
右のベースラインポイントを移動
ベースラインポイントを移動し、関連付けられたすべてのピークを含む右側のベースラインセグメント全体が変更されるようにします。この操作では、左側のベースラインセグメントは変更されません。
共通ベースラインポイントの移動
ベースラインポイントを移動し、両ベースラインセグメントと関連付けられたすべてのピークが変更されるようにします。
新規接続ベースライン
有効なベースラインポイントから直接開始される新規ベースラインセグメントを作成します。新規セグメントの終了ポイントは、自由に配置できます。
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