Data Analysis には、OpenLAB CDS ChemStation Edition と OpenLAB CDS EZChrom Edition の両方の積分アルゴリズムが含まれています。解析メソッドは、ChemStation または EZChrom にあるすべての初期イベントおよびタイムイベントをサポートしています。メソッドごとに使用するインテグレータを選択する必要があります。
Agilent は、2 種類のソフトウェアパッケージによる結果の互換性を確認するために Data Analysis と ChemStation/EZChrom から得られた積分結果を比較する膨大な数のテストを実施してしています。テストには、様々なシグナルの種類とピークの形状が使用されています。これらのテストから、積分アルゴリズムの精度を若干改善し、ピーク面積/高さの 0.1% を下回っています。
EZChrom インテグレータの場合、OpenLAB CDS EZChrom Edition と比較して四捨五入による差が生じる場合があります。データ解析の EZChrom インテグレータは四捨五入を行わず(たとえば、面積が 102.9861234 と表示されることがあります)、EZChrom Edition は面積と高さの値を四捨五入して次の整数にします(たとえば、同じ面積が 103 と表示されます)。
準備
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ナビゲーションウィンドウのメソッドで、編集する解析メソッドを選択します。
解析メソッドウィンドウの全般 > プロパティノードを選択します。
グローバルタブを選択します。
必要なインテグレータを選択します。
対応するメソッドセクションが現れ、特定の積分イベントが表示されるようになります。
以前に選択していたインテグレータでメソッドをキャリブレーション済みの場合は、再度キャリブレーションしてください。
注記
インテグレータを変更すると、既存のすべての検量線がメソッドから削除されます。結果データに保存されている検量線を表示することはできますが、サンプルを再解析するには、まず現在のインテグレータでキャリブレーションサンプルを再解析する必要があります。これにより、常に正しいインテグレータに基づいて結果が得られるようになります。
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