このダイアログのオプションを使用するには、カスタムスケールを使用チェックボックスをオンにします。カスタムスケールが適用された場合、システムはシグナルの一部のみを表示し、このシグナルの一部をクロマトグラム全体であるとみなします。以下の機能が影響を受けます。
ズームアウト:ズームアウトはカスタムスケールで許可されている場合にのみ可能です。
オートスケールの適用:カスタムスケールの設定が適用されます。システムにはシグナルの結果の一部が表示されます。
クロマト全体の表示:クロマト全体の表示では、カスタムスケールによるクロマトグラムの一部が含まれます。
以下の設定を選択できます。
n 番目に大きなピークのスケールに合わせる
システムは、高さまたは面積が n 番目に大きい積分されたピークを探します。カスタムスケールはピークのシグナルと高さの最小値によって定義されます。フラクションパラメータにより、ターゲットピークの高さの小数値をカスタムスケールに使用できます。たとえば、小数値を 50 % または 200 % に設定できます。
このオプションは、溶媒ピークが積分されない GC クロマトグラムなどで便利です。オプションの 上位 n 個までのピークを無視では、システムは溶媒ピークを無視しませんが、実際は積分されないためにピークとして認識されません。この例では最初の積分されたピークへのスケールが最適なオプションとなります。
上位 n 個までのピークを無視
システムは積分されたピークの最大シグナルを評価します。上位 n 個までのピークが無視されます。残りのクロマトグラムの最小および最大データ値のみがカスタムスケールの定義に使用されます。
このオプションは、溶媒ピークが積分されず、サンプルピークが溶媒ピークのショルダーに位置する GC クロマトグラムなどで便利です。また、ベースライン全体が大きく上昇または下降する場合にも便利です。
ベースラインに調整(同定されたピークをすべて無視)
システムは積分されたすべてのピークを無視します。ベースラインシグナルのみがカスタムスケールに考慮されます。
このオプションはベースラインの検討、または必要な積分が実施されていない未同定のピークの有無の確認の際に便利です。
クロマトグラムのスタック表示チェックボックスを選択し、重ね描き表示のクロマトグラムをオフセットを使用して表示します。以下の設定を使用できます。
タイムオフセット:時間軸のオフセット値
レスポンスオフセット:レスポンス軸のオフセット値
スタックモード内のピーク注釈の非表示:スタックモードでクロマトグラムを表示するときに、リテンションタイムや化合物名などのピーク注釈の表示または非表示を選択します。
グリッド線を表示 |
クロマトグラムのグリッド線を非表示にするには、チェックボックスをオフにします。 |
表示するペインの数 |
クロマトグラムウィンドウで同時に表示するペインの数を定義します。指定した数より多くのペインがある場合、スクロールバーが追加されます。 |
選択したピークの塗りつぶし |
選択したピークが灰色で塗りつぶされて表示されます。 |
選択したピークの時間範囲を強調表示 |
選択したピークの時間範囲が薄灰色の背景で表示されます。 |
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