デフォルトチューニングファイル

デフォルトチューニングファイル名とタイプ

OpenLab では、以下のデフォルトチューニングファイルを提供しています。[チューニングファイルを開く]ダイアログボックスに表示されるデフォルトファイルは、コンフィグレーションされた機器に基づいています。

 

ファイル名

チューニングタイプ

CI 試薬ガス

イオン源

Atune

Atune

N/A

エクストラクタおよび EI

Etune

Etune

N/A

エクストラクタ

Stune

Stune

N/A

エクストラクタおよび EI

HES_atune

HES_atune

N/A

超高感度

ncich4

ncich4

ポート A のメタン(CI 機器)

CI

ncinh3

ncinh3

ポート A のアンモニア(CI 機器)

CI

pcich4

pcich4

ポート A のメタン(CI 機器)

CI

pcinh3

pcinh3

ポート A のアンモニア(CI 機器)

CI

[チューニングタイプ]は、機器のチューニングに使用されるチューニングアルゴリズムを示しています。 

  • Atune - オートチューニングでは、ステンレス製イオン源、不活性イオン源、エクストラクタ搭載イオン源で最良な結果が得られるように、マスアナライザとイオン源を較正します。

  • Etune - オートチューニングのバージョンのひとつです。チューニングタイプ Atune より高い感度が得られるようにイオン源本体とエクストラクタレンズを調整します。

  • Stune - Agilent が供給するターゲットチューニングです。古い HP 597x 機器に対して、同じようなマススペクトル結果が得られます。このアルゴリズムは Etune や Atune より感度が低ので、新規アプリケーションではこのチューニングタイプを使用しないでください。

  • HES_Atune - 超高感度イオン源専用のチューニングアルゴリズムです。他のオートチューニングよりはるかに高感度です。

  • ncich4 - 負イオンのチューニングファイル。ポート A のメタン。(CI 機器)

  • ncinh3 - 負イオンのチューニングファイル。ポート A のアンモニア。(CI 機器)

  • pcich4 - 正イオンのチューニングファイル。ポート A のメタン。(CI 機器)

  • pcinh3 - 正イオンのチューニングファイル。ポート A のアンモニア。(CI 機器)

アスタリスク(*)付きのチューニングタイプ

オートチューニングファイル(Stune を除く)を、新しい名前のターゲットチューニングファイルに変換できます。[カスタムチューニング]ウィンドウでパラメータを変更した場合、チューニングタイプはアスタリスク付きで表示されます(例:Atune*、Etune*)。

チューニングファイルタイプをデフォルト設定へ戻す

チューニングファイルをカスタマイズすると、チューニングタイプにアスタリスクが付きます(例:Atune*)。この手順では、カスタマイズされたオートチューニングを元の Agilent アルゴリズムに戻します。

  1. チューニングコントロールを要求します。
  2. チューニングファイルを読み込みます。
  3. カスタムチューニングファイルが読み込まれた状態で、[メソッド]画面で [機器の設定] > [MSD] > [チューニング] > [オートチューニング]を選択します。
  4. [オートチューニングオプション]で、[デフォルト設定でチューニング]チェックボックスをオンにします。
  5. [機器のオートチューニング] をクリックします。
  6. [チューニングパラメータを保存] をクリックして、変更を保存します。
  7. チューニングコントロールの解放します。

以下のことが行われます。

  • ファイル名は変更されません。
  • チューニングタイプからアスタリスクが取り除かれます。
  • ターゲットチューニングの場合、イオンパーセンテージがデフォルトの Stune ファイル設定に設定されます。