JetClean メソッドを作成、実行するには、MSD に JetClean または CI ガス流量コントローラが装備、コンフィグレーションされており、水素ガスがポート B に接続されている必要があります。
[メソッド] をクリックし、標準のクロマトグラフ分析を行うためのメソッドを開き
ます。
現在の測定を新しいファイルで保存します。
[JetClean]をクリックし、[オペレーション]ドロップダウンから、[クリーニングのみ]を選択します。MSD が JetClean ガスフローコントローラをコンフィグレーションしていない場合、このオプションは使用できません。
クリーニングのみメソッドを開発するときは、水素流量を最小限に抑えながら、良好な結果が得られるようにすることが重要です。
• 水素が少なすぎると、イオン源が十分にクリーニングされません。
• 水素が多すぎると、イオン源が「オーバーコンディショニング」されます。
JetClean クリーニングのみメソッドを開始するには、まず、デフォルトパラメータを使用してください。
[機器の設定]>[GC]>[オーブン]を選択し、その[ホールド時間]と[ポストラン時間]を[MSD JetClean クリーニング]ウィンドウの設定と対応するように変更します(この例では 1.3 分)。
メソッドを保存します。メソッドを保存すると、GC パラメータと MS パラメータの両方がメソッドの説明とともに保存されます。
[シングルサンプル]ウィンドウにアクセスします。
[注入ソース]では[注入なし/ブランクラン]を選択します。このモードにより、サンプルを注入することなく、GC と MS の両方で指定のメソッドを実行することができます。
クリーニングプロセスを開始するには、メソッドを実行します。
ダッシュボードのカウントダウンタイマー(以下の例でハイライトされている部分)から、機器のステータスをモニタできます。
また、MSD の詳細ページでも機器のステータスをモニタできます。
安定時間中に、機器は標準のメソッド設定値に戻ります。プロセスが完了したら、結果をレビューします。
満足できる水準まで結果が改善した場合、サンプル分析を通常通り再開します。
結果は改善したが十分ではない場合は、JetClean クリーニングのみメソッドの設定値をごくわずかに調整し、JetClean メソッドを再度実行します。(たとえば、水素流量、継続時間を増やします。)
結果がさらに悪化した場合、手作業でイオン源洗浄を行うタイミングかもしれません。