ディフュージョンポンプ液

真空システムへのカラム(キャリアガス)流量がない状態でディフュージョンポンプを使用すると、ディフュージョンポンプの液体が気化したものが真空マニフォールド内にドリフトする場合があります。さらに深刻なのは、真空システムを突然または誤った方法で排気したことにより真空マニフォールド内に液体が逆流することです。ディフュージョンポンプで逆流が発生すると、多くの場合、m/z 446で著しいピークが発生し、スペクトルベースラインはほとんどの質量で小さなピークを示します。また、真空マニフォールドの部品に液体による膜が付着する場合もあります。