ベーポライザー(LC/MS)

このパラメータは、APCI インターフェイスにあるベーポライザーの温度(℃)を設定します。APCI または APPI インターフェイスが LC/MS 上に設置されているか、マルチモードイオン源が設置されている場合にのみアクティブになります。エレクトロスプレーまたは Agilent ジェットストリームイオン源が設置されている場合、このパラメータは表示されません。

イオン源 最小値 最大値
APCI/APPI 大気圧 500 ℃
MMI 大気圧 250 ℃

マルチモードイオン源が設置されている場合、ベーポライザーの最高温度は 250 ℃ です。一般に、LC 流量が高いほど完全蒸発に必要なベーポライザー温度も高くなります。

APPI イオン化は、APCI よりも温度に依存します。さらに、ベーポライザー温度を流量や溶媒組成に対して調整するだけでなく、イオン化への影響も監視する必要があります。M+ の比:[M+H]は、温度によって異なる場合があります。APPI に適した開始ポイントの温度は、275 ℃ です。シグナルが不十分である場合には、シグナルが上がることを確認しながら、25 ℃ ずつ温度を調整してください。

関連項目

チューニング > マニュアルチューニング > イオン源セクション

MS のマニュアルチューニング(LC/MS)

メソッド > イオン源セクション(LC/MS)