自動測定セクションの編集(LC/MS)

自動測定ユーザーインターフェイスでは、SQ のすべてのパラメータがひとつの同じペインに表示されます。

スキャンテーブルで使用可能な列は、行のスキャンタイプが[スキャン]であるか、[SIM]であるかによって変わります。

測定パラメータテーブルでは、行の追加、値の削除、値のコピー、スキャンセグメントの移動、スキャンセグメントのコピーができます。

  1. 必要に応じて、自動測定セクションを表示します。

    1. メソッド]をクリックします。

      Ribbon_MethodLayout.jpg
    2. [測定メソッド]ウィンドウのナビゲーションペインで、機器の設定 > SQ をクリックします。

    3. ナビゲーションペインで、自動測定を選択します。このセクションがグレー表示されている場合、現在のメソッドは自動測定ユーザーインターフェイスでは使用できません。「アドバンスト測定セクションの編集」を参照してください。

  2. 停止時間]を選択します。[ポンプ/無制限]または[リミット(min)]を選択します。

  3. 測定パラメータセクションの編集を行います。

    1. スキャン行に次の情報を入力します。設定できるスキャンの数は最大 4 つです。これら 4 つのスキャンは、分析時間全体を通じて取り込まれます。時間は指定できません。

      • スキャンタイプ[スキャン]を選択します。

      • 極性を選択します。選択した極性が機器のオートチューニングの極性と適合しない場合は、エラーが表示されます。

      • (オプション)化合物セグメント名を入力します。化合物名は、データ解析で定量メソッドを自動的に作成したい場合に使用します。

      • [質量範囲開始(m/z)]を入力します。

      • [質量範囲終了(m/z)]を入力します。

    2. SIM 行に次の情報を入力します。SIM のみのメソッドの場合は最大 500 行、SIM/スキャンのメソッドの場合は合計で最大 500 行(スキャン行は最大 4 行)を作成できます。

      1. スキャンタイプ[SIM]を選択します。

      2. 極性を選択します。選択した極性が機器のオートチューニングの極性と適合しない場合は、エラーが表示されます。

      3. (オプション)化合物セグメント名を入力します。

      4. 質量(m/z)を入力します。

    3. テーブルの最後に行を追加する場合は、TB_RampAddRow.jpg をクリックします。テーブルの最後に新しい行が追加されます。このセグメントは、ハイライトされた行と同じ値になっています。追加できるスキャン行の数は最大 4 つです。

    4. テーブルの真ん中に行を挿入する場合は、まずいずれかの行をハイライト表示にしてから TB_InsertRowScanSegments.jpg をクリックします。ハイライト表示になったスキャンの下に新しい化合物/セグメント行が追加されます。このセグメントは、ハイライトされた行と同じ値になっています。複数の行を追加できます。

    5. 新しいスキャン行には、極性化合物セグメント名質量範囲開始(m/z)質量範囲終了(m/z)を入力します。

    6. 新しい SIM 行には、極性化合物セグメント名質量(m/z)を入力します。

    7. データの保存で、[セントロイド]または[プロファイル]を選択します。このパラメータはテーブルの下に表示されています。

    8. [目標ポイント/秒 (Hz)]を入力します。そうすると、リストから実測 目標ポイント/秒(Hz)の値を選択できるようになります。

    概算サイクルタイム (ms/サイクル)は、化合物の数および内部スキャン/ドウェルタイムに基づいて自動的に設定されます。

    [SIM(%)]の値が、測定パラメータテーブルの下に表示されます。これは読み取り専用の値であり、SIM によって使用される各サイクルのパーセンテージを表します。

  4. クロマトグラムセクションの編集を行います。

    1. クロマト タイプを選択します。TICチャンネル TICEIC、またはBPCを選択します。

      • TIC - トータルイオンクロマトグラム。TIC は、各スキャンセグメントのすべての TIC を重ね書きしたものです。デフォルトでは、クロマトグラムの各メソッドには TIC が 1 つあります。

      • チャンネル TIC - シングルスキャンセグメントのトータルイオンクロマトグラム。チャンネルは、スキャンセグメントに対応します。

      • EIC - 抽出イオンクロマトグラム。

      • BPC - ベースピーククロマトグラム。

    2. EIC](抽出イオンクロマトグラム)を選択する場合は、抽出質量(m/z)を入力してください。ハイフンを使うと範囲が入力できます。たとえば、「300-350」と入力します。

    3. BPC(ベースピーククロマトグラム)を選択する場合は、除外する質量(m/z)を入力してください。BPC でどの質量も除外されないようにするには、ここを空白のままにしてください。ハイフンを使うと範囲が入力できます。たとえば、「100-200」と入力します。複数の質量または質量範囲を入力できます。値を複数入力する場合、各入力は「;」(セミコロン)で区切る必要があります。たとえば、「300; 400-500」と入力します。

    4. テーブルに行を追加するには、TB_RampAddRow.jpg をクリックします。

    5. テーブルから行を削除するには、削除する行を選択してから TB_RampDeleteRow.jpg をクリックします。

  5. タイムテーブルセクションの編集を行います。

    1. 開始時間(min)を入力します。

    2. タイプを選択します。ダイバータを選択できます。

    3. を選択します。[MS へ]または[廃液へ]を選択できます。

    4. テーブルの下にある[ポストラン ダイバータ位置]をオンまたはオフにします。ポストラン ダイバータ位置をオンにした場合は、[MS へ]または[廃液へ]を選択します。

    5. テーブルに行を追加するには、TB_RampAddRow.jpg をクリックします。

    6. テーブルから行を削除するには、削除する行を選択してから TB_RampDeleteRow.jpg をクリックします。

測定パラメータテーブルでのその他の操作

  1. 行を削除する場合は、まず削除する行をハイライト表示してから TB_RampDeleteRow.jpg をクリックします。

  2. ある値を列の他のすべてのセルにコピーするには、まずコピーしたいセルを選択します。次に、TB_FillColumnScanSegments.jpg をクリックします。選択された値がそのテーブルの同じ列のすべてのセルにコピーされます。

  3. ある値を別のセルにコピーするには、次のようにします。

    1. コピーしたいセルを選択し、右クリックして[コピー]を選択します。

    2. 値のコピー先のセルをクリックし、右クリックして[貼り付け]を選択します。

  4. スキャンセグメントをテーブル内の別の場所にコピーするには、次のようにします。

    1. コピーする行を選択し、TB_CopySelectedRowsScanSegments.jpg をクリックします。

    2. 移動先の行に隣接する行を選択し、TB_InsertRowScanSegments.jpg をクリックしてテーブルに行を挿入します。

    3. 置き換える行を選択し、TB_PasteRowsScanSegments.jpg をクリックします。

関連項目

メソッドの編集

自動測定セクション