以前のバージョンのメソッドを開く(LC/MS)

シーケンスで古いメソッドを使用する前に、以前のバージョンのメソッドを今のソフトウェアで開いておく必要があります。(メソッドを開くことなく)古いメソッドのままシーケンスを送信した場合、分析は中止され、操作がアクティビティログに記録されます。

モジュールリストおよびチューニングレポートに表示されるモデル名の形式が変更され、モデル番号が含まれるようになりました。モデル名はメソッドに格納されているため、この名前を変更すると監査証跡にエントリが作成されます。

メソッドには、.amx という拡張子が付きます。

  • 元のメソッドにタイムセグメントがある場合、タイムセグメントは時間ウィンドウに変換され、測定パラメータテーブルに追加されます。

  • タイムセグメントテーブルに含まれていた最初の 4 つのスキャンセグメントが選択され、分析時間全体を通じたスキャンとして使用されます。たとえば、元のメソッドで、タイムセグメント 1 に 2 つのスキャン、タイムセグメント 2 に 3 つのスキャンがある場合、新しいメソッドには、タイムセグメント 1 の 2 つのスキャンと、タイムセグメント 2 の最初の 2 つのスキャンが含まれます。(元のメソッドには)サポート数以上のスキャンがあったため、3 つめのスキャンセグメントは破棄され、最初の 4 つのスキャンだけが保持されるというメッセージが表示されます。

  • (元のメソッドに)複数のタイムセグメントがあり、それぞれに複数の SIM セグメントがある場合、各 SIM セグメントに対応する SIM 行が測定パラメータテーブルに追加され、その時間がタイムセグメントの開始時間に設定されます。たとえば、元のメソッドに 3 つのタイムセグメントがあり、各タイムセグメントに 5 つの SIM 行があったとすると、更新されたメソッドでは、測定パラメータテーブルに 15 の行ができ、3 つの異なる開始時間(それぞれの時間に SIM が 5 つずつある)が作成されます。

  • メソッドに無効なイオン源が存在する場合、イオン源ドロップダウンは空になり、エラーが表示されます。

  • アドバンスト測定 > 測定セクション内の[目標ポイント/秒 (Hz)]チェックボックスとその値は保持されます。

  • 元のメソッドにデルタ EMV 値(0 でも 0 以外でも)が存在する場合、新しいメソッドのゲイン係数は 1 に設定されます。警告メッセージが表示されます。

  • 元のメソッドでイオン源パラメータがタイムセグメントごとに異なる場合、新しいメソッドでは最初のタイムセグメントのイオン源パラメータだけが使用されます。警告メッセージが表示されます。

  • フラグメンタランプは、OpenLab CDS 2.8 Feature Pack 02 より前のバージョンの自動測定メソッドの場合に、メソッド保存時に適用されます。

  1. [メソッド]をクリックします。

    Ribbon_MethodLayout.jpg
  2. 測定メソッドツールバーで TB_OpenAMethod.jpg をクリックします。[測定メソッドを開く]ダイアログが開きます。

  3. 開きたいメソッドを選択します。Button_ChangeFolder.jpg をクリックして別のフォルダーに切り替えます。現在のプロジェクト内のメソッド以外からは選択できません。

  4. 開く]をクリックします。

  5. 必要な場合、[マニュアルメソッド変換]ダイアログで変更を見直して、エラーを修正します。変更を受け入れる場合は、[変換]をクリックします。

関連項目

新規メソッドの作成

メソッドの編集

LC/MSD iQ シングル四重極

SQ のメソッド編集