システムスータビリティ

System Suitability では、QC 標準の EIC および UV 積分を設定します。

UV 純度、MS 検量線、UV 検量線、RT ウィンドウ、およびその他のシステムスータビリティ計算を正しく行うために、この操作が必要です。

ページ 1:EIC 積分

イオンリストテーブルには、イオンリストの Type が Ion のエントリがすべて表示されます。EEI および LEI イオンには、エントリに対応するフラグが示されます。

EIC Integration(EIC 積分)ウィンドウには、最初の QC 標準で選択したイオンの EIC が表示されます。計算に使用される最大の積分ピークが強調表示されます。

必要に応じて、以下のようにピークの開始時間および終了時間をマニュアルで調整します。

  1. List of Ions(イオンリスト)ウィンドウで、目的のイオンを選択します。

  2. EIC Integration(EIC 積分)ウィンドウで、積分ポイントをクリックしてドラッグします。

    テーブルのピーク開始とピーク終了ポイントが更新されます。

  3. Integrate(積分)をクリックし、リテンションタイムの更新を適用します。

注記

EEI 開始時間または LEI 終了時間の変更を適用すると、UV Integration(UV 積分)ページのメインピーク開始時間またはメインピーク終了時間が変更されます。UV Integration(UV 積分)ページに対して適用したマニュアルの変更内容が上書きされます。

マニュアル積分された EIC は、オリゴ解析結果レポートに EIC manually integrated(EIC マニュアル積分済み)と表記されます。

異なるイオンの EIC 積分をチェックするには、テーブルで対応するエントリを選択します。
重ね描きモードで複数のイオンを比較するには、Ctrl キーを押したまま、重ね描きするイオンを選択します。

ページ 2:UV 積分

QC Checks(QC チェック)ウィンドウには、すべての 25 µL 標準溶液(QC 標準)の推奨のピーク開始時間と終了時間、および不純物の結果がリストされます。UV Integration(UV 積分)ウィンドウには、選択した QC 標準の UV シグナルが表示されます。

OAA では、早期および遅い溶出の不純物の EIC に基づき、UV 積分を以下のように設定することを推奨します。

  • UV メインピーク開始時間を決定するため、ウィザードでは、既知の最も早く溶出する不純物(m/z イオンリストから)が選択されます。

    ソフトウェアでは、既知の最も早く溶出した不純物の EIC を使って積分の開始時間が選択され、FLP EIC と UV メインピークの間のリテンションタイムの差が減算されます。

    このリテンションタイムをピークの新しい開始時間として使用し、UV メインピークが分割されます。

  • UV メインピークの終了時間を決定するため、ウィザードでは、既知の最後に溶出する不純物(m/z イオンリストから)が選択されます。

    ソフトウェアでは、既知の最も遅く溶出した不純物の EIC を使って積分の終了時間が選択され、FLP EIC と UV メインピークの間のリテンションタイムの差が減算されます。

    このリテンションタイムをピークの新しい終了時間として使用し、UV メインピークが分割されます。

注記

適切な積分が行われるよう、UV メインピークのベースラインが、解析メソッドで確立されていることが重要です。

必要に応じて、以下のようにピークの開始時間および終了時間をマニュアルで調整します。

  1. QC Checks(QC チェック)ウィンドウで、最初の QC 標準を選択します。

  2. UV Integration(UV 積分)ウィンドウで、点線をクリックしてドラッグします。または、グラフの下にある入力フィールドに時間を入力します。

  3. Integrate(積分)をクリックし、設定の変更をすべての QC 標準に適用します。

ページ 3:結果

Results(結果)ウィンドウに、システムスータビリティの合否と基準値の概要が示されます。

UV シグナルおよび MS シグナルの両方の検量線が示されます。

UV では、mAU 対純粋成分のアマウント (µg 単位) がプロットされます。MS では、注入量 (µL) および濃度 (mg/mL) に基づき計算され、全体のサンプル純度に基づき最終的に計算されます。レスポンスは直線的であることが予測されます。直線回帰の方程式 (y=ax+b) は、合格/不合格結果の下にあるテーブルに表示されます。

MS では、合計 FLP および FLP、P=0 EIC 面積 対 注入量 (µL 単位) がプロットされます。レスポンスは、原点強制通過および二次多項式回帰と相関することが予測されます。多項式回帰の方程式 (y=ax² + bx) は、合格/不合格結果の下にあるテーブルに表示されます。

すべてのシステムスータビリティ結果が表示され、合格または不合格が示されます。

すべての結果が合格であれば、Next(次へ)をクリックして続行します。システムスータビリティ設定が完了したことを確定します。続けると、このステップには戻れません。変更は、結果セットの新規バージョンとして保存されます。

  1. 結果に基づき、Oligo Analysis で続行するか、OpenLab CDS のデータ解析に戻る必要があるか、決定します。

  2. Next(次へ)をクリックして続行します。

    一部のテストが不合格である場合、警告メッセージが表示されます。テストが不合格の状態で続行することを確定します。

  3. システムスータビリティのステップが完了したことを確定します。続けると、このステップには戻れません。

    変更は、結果セットの新規バージョンとして保存されます。

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