メソッド情報

メソッド情報のスニペットには、使用した測定メソッドまたは解析メソッドに関する情報が含まれます。測定メソッドの場合、スニペットにはシグナル、流量、圧力リミットなど、機器の設定に関する情報が含まれます。解析メソッドの場合、積分イベント、予測リテンションタイム、キャリブレーションパラメータ、システムスータビリティの計算で使用したカラムパラメータなどの情報が含まれます。

メソッド情報スニペットには、フィールドやテーブルのグループとして直接表示されるものと、最大 8 レベルの特定の構造をとるものがあります。特定の構造をとっている場合、各レベルにはデータフィールド群やテーブル群、あるいは両者の組み合わせが含まれています。各レベルの内容は、メソッドファイルを作成したシステムに依存します。各レベルのデータはセクションとしてグループ化されており、固有のセクション名がつけられています。これらのセクション名は、フィルター式を定義する際に使用します。

メソッド情報スニペットの例:

  • メソッドパススニペットでは、注入ごとの測定メソッドや解析メソッドの名前やパスが表示されます。

  • スペクトルライブラリ検索パラメータスニペットでは、メソッドで設定された MS ライブラリサーチのパラメータが表示されます。

  • メソッドをオーバーライドするパラメータスニペットでは、測定で直接設定することでメソッドでの設定をオーバーライドしたパラメータのリストが表示されます。

  • 測定メソッド情報(マルチデータ)スニペットでは、測定メソッドで設定されたすべてのパラメータが表示されます。

  • メソッドパラメータ(実測)スニペットでは、UV ライブラリ検索などの特定の目的にこれまで使用されたパラメータが表示されます。解析メソッドのパラメータは、使用後に変更される場合があります。このメソッド(コンパクト)レポートアイテムは、UV ライブラリ検索パラメータをデフォルトでフィルタリングします。

  • 解析メソッド情報(マルチデータ)スニペットでは、データ解析メソッドで設定されたすべてのパラメータが表示されます。

  • 測定メソッド(コンパクト)、解析メソッド(コンパクト)、およびサンプルプレップメソッド(コンパクト) スニペットでは、メソッドパラメータができるだけ小さいスペースで表示されます。各パラメータのスペースは動的に割り当てられます。パラメータは、値が設定されている場合のみ印刷されます。スニペットのサイズは変更できません。常にレポートの全幅に表示されます。

 

解析メソッドの表示名の前に、アスタリスク (*) が付いている場合があります。アスタリスクは、結果セットのメソッドがデータに関連付けられた後に変更されていることを示しています。

アスタリスクは、データが OpenLab CDS バージョン 2.2 以前で作成された場合も表示されます。この場合は、未変更情報がデータに含まれていないため、メソッドがまだ変更されていないことを保証することはできません。

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