複合グループは、特定のデータフィールドだけではなく、カスタマイズした式を使用して繰り返すこともできます。式を使用すると、サンプル名の最初の部分を指定して複合グループを繰り返すことなどができます。例として、シーケンスに次のサンプルが含まれているとします。
Sample1_a
Sample1_b
Sample1_c
Sample2_a
Sample2_b
Sample2_c
このとき、複合グループを 2 回、つまり Sample1 と Sample2 で繰り返したいとします。そのためには、式の最初の部分で Split 関数を使う必要があります。この関数はサンプル名を 2 つの部分に分けます。この例では区切り(デリミタ)としてアンダースコアを指定します。
=Split(サンプル_名, "_")
この関数は結果として次のサブエントリを含むリストを返します。
Sample1; a
Sample1; b
Sample1; c
Sample2; a
Sample2; b
Sample2; c
式の次の部分には、リストの最初の要素を常に返す Choose 関数を使用します。
Choose(1, [list] )
この例の list は、Split 関数によって返されます。
Choose(1, Split(サンプル_名, "_"))
この式は次の結果を返します。
Sample1
Sample1
Sample1
Sample2
Sample2
Sample2
この式を使うと、結果として 2 つの値だけが返されます。そのため、この式で複合グループを繰り返すと 2 つの複合グループだけが作成されます。
base-id: 11031077003
id: 11031077003