式は、データフィールドやテキストフィールドアイテムの値、テーブル列に表示される値、特定のプロパティ(アイテムの背景色など)を定義するために使用される他、多くの目的で使用されます。最も基本的な式は特定のデータフィールドの参照ですが、さまざまなデータフィールドに対して式で数学関数を含めることもできます。

式は常に等号で開始します。最も基本的な式は、特定のデータフィールドを参照する式です。たとえばシーケンス名を参照する式は次のようになります。=シーケンス_名

一方で、テンプレートの開発中にはより複雑な式を作成する必要にせまられる場合があります。たとえば、特定のプレフィックスを持つサンプル名をフィルタしたり、特定のしきい値を使用して数値を比較したり、カスタム式を使用して、別の値から新しい値を計算したりすることができます。

RTE の式エディタを使用して、データフィールドと論理関数や数学関数を含む動的な式を構築することができます。

注記

すべての式は Microsoft® Visual Basic で記述されます。このため、Visual Basic で利用可能な関数はすべて使用することができます。ただし、RTE でモデル化されていない関数を使用した場合、式エディタに赤い波線が表示されます。また、プロパティダイアログボックスや編集ペインでレポートアイテムのプレビューが正しく表示されない場合があります。そのような場合でもレポートテンプレートが作成されるときには、関数は正しく処理されます。

Microsoft Visual Basic の詳細については、https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/visual-basic/ を参照してください。

注記

式エディタにおける関数やデータフィールドの表記では、大文字と小文字が区別されません。

×