ADFExport for OpenLab について

ADFExport for OpenLab リビジョン 1.4 には、結果を Allotrope Data Format (ADF) にエクスポートすることができるプラグインが提供されています。Allotrope Data Format とその構造の詳細な説明は、Allotrope Foundation のウェブサイト(https://www.allotrope.org)を参照してください。

ADF ファイルコンテンツをレビューするツール(ADF Explorer や ADFSee など)は、Allotrope Foundation のウェブサイトから入手できます。

ADF ファイルコンテンツ

ADFExport プラグインの現在のリビジョンでは、以下のコンテンツが ADF ファイルに書き込まれます(詳細については、SubscribeNet のダウンロードパッケージで入手可能な ADFExport_ADFContentDescription.pdf を参照してください)。

  • ADF Data Description

    Data Description には、シングルランまたはシーケンス全体に関するメタデータの初期セットが含まれます。メタデータには、システム(モジュールやカラム情報を含む機器)、ユーザー、サンプル、注入、シーケンスなどの分析に関する情報が含まれます。さらに、クロマトグラムや UV スペクトルに関する情報に加え、測定メソッド名や解析メソッド名とピーク結果が保存されます。

  • ADF Data Cube

    Data Cube には、エクスポートされた生データが含まれます。データは .dx ファイルに保存されているデータと同じです。

    ファイル名はデフォルトのパターンを使用して付けられます(ワークフローに応じて、<シグナル名>/<ID> または <データファイル名>/<シグナル名>/<ID>)。スペースはアンダースコアで置き換えられ、特殊文字は無視されます。

    注記: ポンプ圧力カーブやカラムオーブン温度カーブなどの機器カーブは ADF Data Cube にエクスポートされません。これらは ADF Data Package にのみ含まれます。

    注記: ブランク減算またはスムージングを使用してデータを処理した場合、変換されたシグナルが生データの代わりに保存されます。

  • ADF Data Package

    Data Package には、*.dx、*.acaml、*.amx、*.pmx(ある場合)を含め、元の OpenLab CDS ファイルのサブフォルダーが含まれます。

    データ解析から手動でエクスポートのとき、最初にデータを保存すると、*.rx ファイルもエクスポートされます。

    ChemStation で取り込んだデータをエクスポートした場合、元の ChemStation ファイルもエクスポートされます。

ワークフロー

ADF 形式にデータをエクスポートするさまざまな方法があります。

ADF エクスポートプロセスは以下のとおりです。

  1. データフォルダーに有効なデータがあるか確認されます。

  2. データが ADF 用に再フォーマットされます。

  3. ADF ファイルがターゲットフォルダーにエクスポートされます。

注記

ADF エクスポート中に作成された ADF ファイルごとに ADF 監査証跡が有効になります。

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