数式の作成

  1. [数式]タブを選択します。

  2. リボン内の [CC を追加]をクリックします。

  3. カスタム計算テーブルに新しい行が追加されます。

  4. [ID][スコープ]、および[データ型]を調整します。これらのパラメータは必須です。

    • ID: カスタム計算を識別し結果を計算するために使用します。

      この ID はカスタム計算ファイル内で一意にしてください。構文は Windows Visual Basic のルールに従って制限されています。たとえば、スペース、+、-、デフォルトフィールドやその他のカスタム計算 ID (Peak_AreaCompound_Name など)は使用できません。

    • 表示:表示可能な結果は、注入結果テーブルに表示され、レポートテンプレートに追加できます。

      表示不可能な式は内部で計算されます。したがって、明確に表示されません。たとえば中間計算に表示不可能な計算を使用してください。

    • スコープ[ピーク / グループ][シグナル][注入データ]または[シーケンス] があり、ピーク、化合物、グループおよびタイムグループ、シグナル、注入データまたはシーケンスのカスタム計算をします。

      このスコープによって、カスタム計算がどこで解析されるのか、あるいはカスタム計算結果がデータ解析のどこに保存および表示されるのかが確定されます。これはレポートテンプレートのフィールド階層内にもあり、これも確定します。

    • [データ型]: 整数型、実数型、文字列型またはブール型になります。

      • 整数型:小数部分のない数値(例 3)。

      • 実数型:小数部分のある数値(例 3.25907)。

      • 文字列型:文字の列(例「ようこそユーザー 6555」)。

      • ブール型:true/false 値。true 値または false 値のみです。

    すべてのカスタム計算結果は、データ解析結果と一緒に[注入結果]ウィンドウに表示されます。

    [ピーク / グループ]の結果は[ピーク]タブに表示されます。すべての同定されたピーク(化合物)と同定されなかったピーク、グループ、およびタイムグループを含みます。

    [シーケンス][注入データ]およびシグナルの結果は [サマリー]タブに表示されます。

    スコープ

    計算

    保存

    表示

    ピーク / グループ

    全シーケンスの各ピークまたはグループ

    化合物レベル

    レポートテンプレートでは、カスタム計算は化合物レベルで利用できます。

    データ解析の[注入結果]

    シグナル

    注入データの各シグナル

    シグナルレベル

    レポートテンプレートでは、カスタム計算はシグナルレベルで利用できます。

    データ解析[注入結果][サマリー]タブ

    注入データ

    全シーケンスの各注入データ

    注入データレベル

    レポートテンプレートでは、カスタム計算は注入レベルで利用できます。

    データ解析[注入結果][サマリー]タブ

    シーケンス

    各シーケンス

    シーケンスレベル

    レポートテンプレートでは、カスタム計算はシーケンスレベルで利用できます。

    データ解析[注入結果][サマリー]タブ

    式はそれらのスコープに制限されません。[ピーク / グループ] を計算するには、適切な関数を使用して全シーケンスの結果を使用します。

  5. [詳細]領域でオプションパラメータを調整します。

    • [表示名]: データ解析でカスタム計算結果を表示するために使用される名前です。表示名が空白の場合、ID が使用されます。

    • [説明]: 計算の説明です。データ解析でカスタム計算のヒントとして使用されます。

    • [単位]: 計算結果の単位です。

  6. [式]フィールドに式を入力します。詳細については、[式]フィールドでの式の作成 を参照してください。

  7. または[詳細]領域に、OpenLab CDS で用意されているすべてのフィールド、関数、演算子に加え、複数の共通の関数および演算子が提供されています。該当するカテゴリに移動し、必要なアイテムをダブルクリックして[式]フィールドにコピーします。詳細については、定義済みアイテムの使用 を参照してください。

    作業スペースを使いやすくするには、[概要]セクションを折りたたみます。

     

    詳細領域と折りたたまれた概要の数式タブ

  8. リボン内の [ファイルの保存]をクリックします。