MS と UV クロマトグラムの位置合わせ

様々な検出器を連続して接続する場合(例えば、UV とMS 検出器)、各検出器が分析対象物を検出する時間はわずかに異なります。ディレイタイムを減らすには、検出器間を接続している配管のボリュームを最小限にします。

それでもわずかなディレイタイムは発生するので、ソフトウェアでシグナルの位置調整を行うことができます。

準備

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > シグナルパラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

  1. 解析メソッドの全般 > シグナル ノードから、該当する検出器に対して ディレイチェックボックスをオンにします。

    リストには、読み込んだデータに含まれているすべての検出器のシグナルが含まれます。

  2. 位置合わせを行うピークの RT (min) を入力します。一般的に、選択した検出器で最後に溶出したピークを選択するとよい結果が得られます。

  3. RT からディレイを計算をクリックします。

  4. メソッドを保存します。

  5. データを再解析します。

    すべてのスペクトルおよび EIC が削除されます。EIC および自動的に抽出されたスペクトルは、更新されたリテンションタイム情報で再作成されます。

    ディレイを使用すると、リテンションタイムまたは MS および UV 両方のシグナルに基づいた計算に影響します。たとえば、

    • UV シグナルからのサンプル純度計算

    • UV ピークからの MS スペクトル抽出

注記

予測リテンションタイムなど、解析メソッドの値は、自動的には変更されません。必要に応じて、マニュアルで調整してください。

関連項目

2D-LC アドオンをインストールした場合:詳細については、二次元シグナルの位置合わせを参照してください。

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