ブランク減算用の解析メソッドの設定

準備

  • 以下で説明する手順には、解析メソッド > シグナルパラメータの編集権限が必要です。権限は、コントロールパネルで設定します。

  • プロジェクトで「メソッド承認を適用」が設定されている場合、メソッドは一般ステータスである必要があります。詳細については、メソッド承認を参照してください。

  • ブランクラン、すなわちサンプルと同じ溶媒、添加剤などが含まれ、対象化合物が含まれない溶液のシグナルを測定済みである。

  • サンプルと同じ検出器(同じシグナル名または同じシグナル情報)でブランクランを測定済みである。

    MS 以外のシグナルの場合、シグナルは一般的に検出器の省略名です。例:DAD1A。その場合、シグナル情報に詳細情報が含まれます。例:DAD1A, Sig=235,10 Ref=550,60。どちらか一方を一致させることで、さまざまな測定メソッドに対応できる解析メソッドを定義します。

  1. 解析メソッドウィンドウの全般 > シグナルノードおよびブランク減算タブを選択します。

  2. ブランク減算を適用する注入データから、ブランクを減算する注入データを選択します。

    異なる方法でキャリブレーションサンプルを作成すると、サンプルと同じマトリックス効果が現れない場合があります。この場合は、キャリブレーションサンプルのみまたはサンプルのみ (キャリブレーションサンプルを除外)を選択します。

  3. ブランクの使用方法を設定します。

    • シーケンスで定義されたブランクを使用:

      シーケンスで定義されたブランクを使用を選択します。

      シーケンス内のブランクランのシグナルが減算されます。

      減算されたブランクは以下のいずれかになります。

      • 現在の注入よりも前に測定された、最後のブランクラン(サンプルタイプがブランクまたはダブルブランクのもの)。

        または

      • 注入リストブランク列で定義されたブランク。

    • シーケンス外のブランクを使用:

      指定したブランクを使用を選択し、参照をクリックして、現在読み込まれているすべての注入データのリストを開きます。ブランクとして使用する注入データを選択します。

      注記: メソッドで選択するためには、注入データが読み込まれている必要があります。再解析中に注入データを読み込む必要はありません。

  4. ブランク減算を適用する信号から、ブランクを減算する信号を選択します。MS シグナルと MS シグナルを除くシグナルの両方でブランクを減算するには、すべてのシグナルを選択します。

  5. 取り込み速度が異なる場合に、必要に応じてブランク減算を実行するか選択します。

    ブランクとサンプルの取込速度が異なる場合、ブランクの取込速度が調整されます。補間によってデータポイントが削除または作成されます(MS シグナル:線形補間、MS 以外のシグナル:スプライン補間)。対応する警告が注入データツリーに表示されます。

    このチェックボックスのステータスにかかわらず、ブランクとサンプルの分析時間が異なる場合、ブランク減算は共通の時間範囲でのみ実行されます。対応する警告が注入データツリーに表示されます。新しいシグナルには、補正されたデータポイントと補正されていないデータポイントが含まれます。

  6. MS 以外のシグナルに該当(MS シグナルでは、シグナル名とシグナル情報は同じ):オプションと一致する適切なシグナルを選択します。デフォルトでは、サンプルのシグナル名と名前が一致するブランクランのシグナルが減算されます。

  7. 注入リストウィンドウの ブランク列のブランクを確認します。

    デフォルトでは現在の注入の前に、最後に測定されたブランク(最新のブランクラン)が選択されます。必要に応じて、現在のシーケンスから別のブランクを選択します。

  8. 変更された解析メソッドでデータを再解析します。

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